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BMW M5 Nürburgring Package(E34)


M5H/1992年式/ドイツ

フルメンテナンス済みの『羊の皮を破った狼』的スーパーセダン登場!

今回は、いぶし銀のスポーツセダンを紹介しよう。

BMW社のE34 M5だ。
 
遡ること1988年にベースモデルと共にリリースされたM5。ミュンヘンの専用工房にて6本のピストンの誤差範囲わずか100分の1グラムという超高精度のバランスで熟練のメカニックが手組みした名車M1の流れを汲むシルキーシックスが搭載され、当時は世界最速の4ドアサルーンを誇った。
 
モデルとしては、5F・3500cc・315psの初期モデル、5F・3800cc・340psの中期モデル、6F・3800cc・340psの後期モデルの3モデルが存在するが、今回紹介するのは中期型の中古並行モデルだ。
 
しかも、今回紹介するモデルは、アダプティブMサスペンション(EDC)搭載のニュルブルクリンクパッケージとなる。
 
EDCとは、走行速度や路面状況などに応じてサスペンションのダンピング性能を最適に制御するシステム。スポーツ(S)とスペシャル・プログラムド・チューニング(P)の2つのモードがあり、特にPモードに関しては、世界有数のサーキットの一つであるニュルブルクリンクに最適なセッティングになっている。
 
いわゆる油圧で電子制御されたダンパーのために、リリースから20年以上も経っている今、まともに機能している個体は無いに等しいが、本車両はしっかりその機能を復活させている。
 
それだけではない。定期的な油脂類の交換はもちろんの事、エンジンやボディ、駆動系、電装系など、500万円以上を投じて細かくレストアやメンテナンスを施している。
 
オドメーターこそ12万キロを超えてはいるが、たまたま現オーナーが整備士なので、そのほとんどの作業を自ら行ないながら常にベストコンディションを保っていたようだ。
 
また、リヤクォーターパネルが板金されているため、修復歴ありとしているが、板金技術も有する現オーナーがパネル内側もしっかりチェックし、丁寧に処理されたものと判断して前オーナーより購入しているので、見た目はもちろん、剛性面でも全く問題のないレベルとのことだ。
 
前オーナーからの車両への愛情を引き継ぎ、整備士の現オーナーもそれ以上に愛情を注ぎ続けてきたが、多忙によりゆっくり乗る機会が減ったため、本車両のポテンシャルをしっかり引き出し、M5と共に長くカーライフを楽しめる方に譲ることを決心したようだ。
 
スポーツカー好きだけどファミリーカーとしても使いたい方や、BMWのMモデルは狙っているけど、比較的リーズナブルで故障の心配も少ない個体を探している方にもベストな選択肢となることだろう。
 

■外装

年式相応の飛び石キズや線キズはあるものの、塗装の褪せや腐食は無く、ツヤのある美しいボディだ。さらに下まわりやフレームの内側まで現オーナーが丁寧に防腐処理を施したので、フロアのサビなどは全く心配無用だ。

■内装

エレガントな雰囲気漂う内装はホワイトレザー故に年式相応のヨゴレはあるものの、クリーニングをすればキレイになるレベル。エアコンやパワーシートなどの電装系もしっかり機能する。また、遮音性も高く、静かでフラットライドな落ち着きのある空間だ。

■総評

まさにいぶし銀のE34 M5だが、大人5人がしっかり着座でき、トランク容量も申し分なくあるので、ファミリー用途でも充分こなせる柔軟性がある。特に高速道路などでのハイスピード領域では、ニュルブルクリンク仕込みの安定した走りを提供してくれる。そしてここぞという時は、『M』の称号が与えられた自慢のシルキー6と5速ミッションによって、レーシングライクな走りを楽しめるという、非常に贅沢きわまりないパッケージだ。新車価格は1,280万程度もした車両だが、程度極上のままお求めやすい価格になって今回売却の運びとなった。詳細は以下の画像をとくとご覧いただきたい。
 

売約済み

年式

1992年式

走行距離

118,000km

ミッション

5速MT

車検

2013年11月

現在色

アブスブルー

元色

排気量

3795cc

ハンドル位置

乗車定員

5名

車体寸法

4720/1750/1390(mm)

車両重量

1680kg

駆動方式

FR

使用燃料

無鉛プレミアムガソリン

装備

PW

入手経路

中古並行

車両形式

M5H

車体番号

999(下3桁)

エンジン形式

38 6S

エンジン番号

メーター交換

なし

エアバッグ

なし

修復歴

あり

オーナー数

国内3オーナー

記録簿

あり

取扱説明書

あり

自動車税

納付済み

リサイクル券

預託済み

現所在地

神奈川県

保管方法

屋根付き


タイヤ

TOYO DRB + BRIDGESTONE POTENZA RE050A

前:235/45/R17 後:255/40/R17

初走行:ー年ー月

ホイール

純正

リム径 前:8J×17  後:9J×17

オフセット 前:ー 後:

ブレ-キパッド

純正

残厚 前:ー% 後:ー%

ブレ-キロ-タ-

純正

ブレ-キキャリパ-

F:純正 R:純正

ダンパー

純正

スプリング

純正

バネレート:前:ーkg 後:ーkg

自由長:前:ーinch 後:ーinch

スタビ

純正

パイプ径 前:φーmm 後:φーmm

クラッチ

純正

フライホイ-ル

純正

ミッション

純正

レシオ:ー

ファイナルギア

純正

レシオ:3.91

LSD

純正

イニシャルトルク:ーkg

エキマニ

純正

触媒

純正

サイレンサー

純正

プラグ

純正

プラグコ-ド

純正

ラジエター

純正

マウント・ブッシュ

サス:純正

エンジン:純正

デフ:純正

ミッション:純正

メンバ-・ロッド

純正

ドライブシャフト

純正

タワーバー

純正

アンダーコート

あり

ロ-ルケ-ジ

フレーム修復歴

なし

ボディ補強

なし

シート

純正

ハーネス

純正

消火器

使用期限:ー

点検検査日:ー

燃料タンク

純正

使用期限:ー

容量: ーL


エンジン

ノーマル

補機類・ECU

純正

競技歴

コンディション

エンジン:良好

ミッション良好

シャーシ良好

電装系良好

その他良好

直近の走行時期:2013年5月

点検時期2013年1

スペアパーツ

エンジン:無し

ミッション無し

シャーシ無し

電装系リレー、コネクター類

タイヤ無し

ホイール無し

その他:外装系:ヘッドライト、テールレンズ、前後バンパーモール

内装系:ライトスイッチ、パワーウインドースイッチ

足回り:フロントストラットAssy(EDC仕様ではないノーマル品)、フロントナックルアーム

アピールポイント

■フルメンテナンス済み

■中期型340ps

■修繕費用500万円以上

■即走行可能

気になるポイント

■シートヒーター・リヤ電動ウインドウスクリーンがやや不安定。

※写真を クリックすると拡大します。

エクステリア

フルレストア済みのスポーツセダン

1996年に中古並行で国内にて新規登録された本車両。国内では3オーナーものだが、どのオーナーも手塩にかけてレストアやメンテナンスが施されてきたため、年式や走行距離からは考えられないような仕上がりの良さで、その額は500万円を裕に超える。

斜め後ろ

一見すると普通のダンナセダンとも見られがちなM5。しかし、ひとたび右足に力を込めれば、超高精度のシルキーシックスエンジンと、ニュルブルクリンク仕込みの足まわりによって、スポーツカー顔負けのパフォーマンスを発揮するというギャップが今でも新鮮だ。

フロントマスク

シルバーのフロントリップとツートンカラー構成のフロント部。2010年に飛び石などの複数の小キズを一掃するためにフロント部・ボンネット部・サイド部は再塗装を施したようで、走行距離の割にはキレイに仕上がっている。

リヤビュー

現代の車にはない、直線基調でボクシーなリヤビュー。ダックテール状に若干せり出したトランクリッドがスポーツマインドを主張をしているようだ。

サイドフォルム

程よく車高が落とされ、精悍なサイドフォルム。本車両の大きな特徴のひとつであるEDCも前オーナーが125万円をかけて交換修理を施したので、交換後に2万キロほど走行した現在も新車当時のようなダンピングの効いたハンドリングを維持している。

下まわり

下回りをはじめ、ホイールハウス・サイドシル・フレーム内は、ノックスドールという防錆剤で徹底的に塗装処理を施しているので、今後も腐食とはしばらく無縁だろう。

マフラー

マフラーは純正。しかし、いかにも排圧が高そうなエキゾーストノートを放つ。老朽化による排気漏れが若干あるようだが、パテ埋め処理をすれば問題は無さそうだ。

タイヤ&ホイール

タイヤはフロントがTOYO DRBで235/45/R17、リヤがBRIDGESTONE POTENZA RE050Aで255/40/R17。後ろが205/50/R15となる。ホイールはMテクニック純正の軽量アロイホイール。ガリキズなどは最小限だ。

フロントウインドウ

飛び石キズやヒビもないフロントウインドウ。

ルーフ

最も傷みやすいルーフだが、今までの歴代オーナー達の保管方法が良かったからなのか、非常に状態は良い。電動サンルーフもしっかり機能する。

エンジン・トランクルーム

エンジンユニット

初期型の3400ccからボア&ストロークアップされ、3800ccとなった中期型シルキーシックスからは、340ps/6900rpm、40.8kgm/4750rpmを発生。既に11万キロを超えているが、現オーナーが整備士ということもあり、各種ベルト類やホース類、ポンプ類、シール類など、事細かに自らレストア&メンテナンスを施しているので今後も安心感が高い。もちろん、レーシングエンジンのような鋭い吹け上がりや、パワーの出方は現代の車と比較しても充分に刺激的でドラマチックだ。

ボンネット裏

ボディ先端を軸にしてスーパーカー的に開くボンネットの裏は、年式相応ではあるが、激しくオイルを噴いたような跡は無い。

トランク内

通常のセダン同様に比較的容量のあるトランク。特にシミや破れもなくクリーンだ。

トランクリッド裏

お決まりの工具セットは使用感がない。

インテリア

コクピット

スポーツセダンではあるものの、車内はホワイトレザーを基調としたエレガントな雰囲気。年式相応に使用感はあるが、ひと通りクリーニングを施せば本来の色合いになるはずだ。尚、ダッシュボード上にあるナビは取り外すのでご査収いただきたい。

メーターまわり

ドット抜けもなく正常に表示されたメーター類。7000rpmから始まるレッドゾーンまでは現在もあっという間だ。

運転席ドア

内張りが剥がれたり破れたりすることが多いドアだが、本車両は比較的キレイに維持されている。

後席ドア

日よけ用のスクリーンが設けられた後席ドア。こういったところまで気配りがされているのは高級セダンならでは。ちなみに、リヤウインドウにもある。

天井

“落ち”や“垂れ”もなく、比較的クリーンな天井。

シート

シートもホワイトレザー。破れやホツレは無い。パワーシートとシートヒーターを内蔵している。

後席

後席もホワイトレザーで統一され、高級感が漂う。足元は5シリーズらしく比較的ゆとりがある。

ブリッピング&ドライビング

滑らかながらも時に荒々しく唸るシルキーシックスのレーシーなサウンドをご確認いただきたい。


以上の掲載内容は、弊社が編集・制作したものです。ナンバープレートや車体番号など、個人を特定できるような被写体や情報は意図的に伏せてあります。また、整備履歴、修復歴などに関しては、弊社で裏付けを取ったものではありません。また、本サイトに記されてる走行距離は、成約時には多少伸びております。あらかじめご了承ください。