TVR Cerbera 4.2 Prototype
バックヤードビルダーの名門が生んだ過激なブリティッシュスポーツプロト登場!
TVR サーブラウを紹介しよう。
イギリスのバックヤード・ビルダーとしては代表的な存在のTVR。ブラックプールに端を発した同社は、パーツの製造からラインオフまで、そのほとんどを自社内かつハンドメイドで製造するのが特徴で、フェラーリやポルシェなどのスーパースポーツに勝るとも劣らないスペックを持ちながらも、良心的な価格設定で世界中の愛好家から支持されてきた。
また、車両自体にも特徴があり、鋼管チューブラーフレームにFRPボディを被せ、自社製の高出力・低重心・軽量コンパクトのエンジンを搭載するという、まるでレーシングカーのような構造を持つ。
そして今回紹介するサーブラウは、TVRの中でも唯一となる2+2モデル。グリフィスやキミーラよりもホイールベースを280mmほど延長し、グランドツアラー的な位置づけのようにも思えるが、実際にドライブすると、カミソリのようなエンジンレスポンスやハンドリングに驚愕することになる。それもそのはず、サーブラウは、当時のラインナップの中では最も過激なモデルだったようだ。
それはスペックを見てもおおよその判断はつく。
現代では軽量の部類に入る1200kgちょっとのボディに4.2Lのオールアルミ製V8エンジン『AJP8』をFRレイアウトで搭載。『AJP8』は、本来は『タスカンレーサー』というモータースポーツ向けのエンジンで、かつてはF1でも一世を風靡したフォード・コスワース・DFVエンジンを参考にした製造方法により、BMWが買い付けに来たほどの精度を誇ったTVR初の自社製エンジンだ。
そんな名機『AJP8』を積んだサーブラウは、360ps/6500rpm、44.3kgm/4500rpmを発生。ABSやトラクションコントロールなどの電子デバイスはほとんど搭載していないので、軽量ボディと相まって、ドライビングには相応のテクニックを要するが、車好きならそれをねじ伏せる楽しみが待っている。
特に本車両は、量産車両として1997年にラインオフする前の初年度登録が1996年式のプロトタイプ。国内はもちろんのこと、全世界に数台もない超希少なモデルだ。
一応、TVRジャパン正規ディーラー経由で輸入されてきた個体で、何人かのオーナーを経て現オーナーに至るまで、TVR固有のウィークポイントはほとんど対策されている程度極上の個体となる。
3.51ps/kgという現代でも十分通用するパワーウエイトレシオと独特のスタイリングに加え、プロトタイプという特異なルーツを持つ本車両は、TVRファンならずとも極めて希少性の高いスーパースポーツとして非常に興味のそそられる1台となろう。
■外装
2011年にオールペンされた外装は、FRPボディながらもヒビやワレなどはなく、非常にキレイに仕上がっている。プロトタイプの特徴となるフロント部分のカーボンパーツがレーシー。
■内装
本革とウッドやファブリックでバランスよくまとめられた内装は使用感こそあるが、年式の割に状態は良さそうだ。TVRらしい、メカニカルかつクラシカルなコクピットはタイトな空間ではあるが、それが逆に何にも似ていない独特な雰囲気を作り出している。
■総評
車好きにはたまらない魅力的なラインナップを誇るTVR。それは、斬新なデザインに加え、軽量ボディ・大排気量・大パワー・FR駆動というキーワードが常にイメージできる割に手の届きそうな価格帯だからなのだが、一方であまりにもじゃじゃ馬だったり、マイナートラブルが頻発するなどで、乗り手を選ぶメーカーとも言われている。しかし、本車両は考えられ得るウィークポイントはほぼ対策済み。とても乗りやすく、かつ耐久性のある仕様となっている。しかも超希少なプロトタイプ。コレクターアイテムとしても評価できるようなコンディションで、ワインディングや高速走行でも現代のスポーツカーにも全く引けを取らない、レーシーでエキサイティングなドライビングを約束してくれるはず。フェラーリやポルシェなどのスーパーカーに飽きてしまった方や、ランボやアストンほどの予算はないけれど、それに勝るとも劣らない存在感のある個体をお探しの方にはうってつけの車両となるだろう。
売約済み
年式 | 1996年式 |
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走行距離 | 31771km |
ミッション | 5MT |
車検 | 2014年11月 |
現在色 | ホワイト |
元色 | ホワイト |
排気量 | 4,185cc |
ハンドル位置 | 右 |
乗車定員 | 4名 |
車体寸法 | 4430×1730×1190 (mm) |
車両重量 | 1230kg |
駆動方式 | FR |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
装備 | AC・PW・ETC・イモビ・ |
入手経路 | 並行 |
車両形式 | 不明 |
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車体番号 | 011(下三桁) |
エンジン形式 | AJP8 |
エンジン番号 | ー |
メーター交換 | なし |
エアバッグ | なし |
修復歴 | なし |
オーナー数 | 不明 |
記録簿 | 一部あり |
取扱説明書 | あり |
自動車税 | 納付済 |
リサイクル券 | 預託済 |
現所在地 | 神奈川県 |
保管方法 | 屋内 |
タイヤ | TOYO PROXES R1R 前:235/40 ZR17 後:245/40 ZR17 初走行:2011年8月 |
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ホイール | YOKOHAMA コニサー No.151C リム径 前:ーJ 後:ーJ オフセット 前:ー 後:ー |
ブレ-キパッド | 純正 残厚 前:ー% 後:ー% |
ブレ-キロ-タ- | 純正 |
ブレ-キキャリパ- | F:純正(AP Racing) R:純正(AP Racing) |
ダンパー | プロテック製車高調(2012年7月装着) |
スプリング | プロテック製(2012年7月装着) バネレート:前:ー 後:ー 自由長:前:ーinch 後:ーinch |
スタビ | 純正 パイプ径 前:φーmm 後:φーmm |
クラッチ | 純正(2011年7月にOH済み) |
フライホイ-ル | 純正 |
ミッション | 純正 レシオ:ー |
ファイナルギア | 純正 レシオ:13/36 |
LSD | 純正 イニシャルトルク:ーkg |
エキマニ | 純正 |
触媒 | 純正 |
サイレンサー | 社外品(ワンオフ製フルチタン) |
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プラグ | NGK MAX 6番 |
プラグコ-ド | 純正強化品 |
ラジエター | 社外品アルミ製 |
マウント・ブッシュ | サス:純正 エンジン:純正 デフ:純正 ミッション:純正 |
メンバ-・ロッド | 純正 |
ドライブシャフト | 純正 |
タワーバー | ー |
アンダーコート | あり |
ロ-ルケ-ジ | あり |
フレーム修復歴 | なし |
ボディ補強 | ー |
シート | 純正 |
ハーネス | 純正 |
エアロ・カウル | 純正 |
消火器 | ー 使用期限:ー 点検検査日:ー |
燃料タンク | 純正 使用期限:ー 容量: ーL |
エンジン | 純正 |
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補機類・ECU | 純正 |
競技歴 | なし |
コンディション | エンジン:良好 ミッション:良好 シャーシ:良好 電装系:良好 その他:良好 直近の走行時期:2012年8月 点検時期:2012年5月 |
スペアパーツ | エンジン:ストレートエンドマフラー&ストレート触媒(中古) ミッション:ー シャーシ:純正サス1セット(中古) 電装系:イグニッションコイル(中古) タイヤ:純正1セット(中古) ホイール:純正1セット(中古) その他:エンジンオイルフィルター2個(新品) |
アピールポイント | ■プロトタイプ ■正規ディーラー車 ■外装オールペン済み ■各種ウィークポイント改善済み ■即走行可能 |
気になるポイント | ■現状装着のマフラーで車検が通るかどうかは不明。 |
エクステリア
エンジン・トランクルーム
インテリア
以上の掲載内容は、弊社が編集・制作したものです。ナンバープレートや車体番号など、個人を特定できるような被写体や情報は意図的に伏せてあります。また、整備履歴、修復歴などに関しては、弊社で裏付けを取ったものではありません。また、本サイトに記されてる走行距離は、成約時には多少伸びております。あらかじめご了承ください。