PORSCHE 911 Turbo (Type 930)
“元祖ターボ”を存分に味わえる街乗り可能なレーシング仕様ポルシェ登場!
ポルシェターボを紹介しよう。
開発コードネーム『930 turbo』の通称930ターボは、カレラRS3.0の空冷フラット6エンジンをベースとした930/50型を搭載し、1974年のパリ・サロンでセンセーショナルにデビュー。見た目的にも米国の保安基準に従った5マイルバンパーが装着されたことにより『ビッグバンパー』とも呼ばれている。
リリース当初は、2,994ccのボッシュKEジェトロニックとブースト圧0.8のKKK製ターボチャージャーにより、260ps/5,500rpm、35.0kgm/4,500rpmを発するエンジンだったが、本車両に搭載されたバージョンは3,299ccに排気量アップされた上にインタークーラーも備え付けられ、300ps/5,500rpm、42.0kgm/4,000rpmを発するまでのスペックに至った。
発売当時はスーパーカーブームの真っ只中で、930ポルシェもフェラーリやランボルギーニなどに引けを取らないパフォーマンスを誇り、特にターボモデルは別格であると言われていた。
しかし、有り余るパワーにより、1986年まで搭載されていた915型と呼ばれるポルシェ内製4速トランスミッション『ポルシェシンクロ』がすぐに悲鳴を上げてしまうことから、1987年からは国産車などと同じシンクロでクセの無い操作が可能なボルグワーナー式のゲトラグ製5速G50ミッションを採用した。それにより耐久性が格段に上がったようだ。
そうして『930ターボ』は、マイナーチェンジを繰り返しながら1989年まで15年間も生産され続けた名車なのだが、そのいいところ取りをしたかのような車両が、今回紹介する個体となる。
年式は1983年製となるが、3.3Lの空冷インタークーラーターボに、搭載が難しいとされるG50ミッションに載せ換えてある点が最大のポイント。これだけでも200万円以上の改造費がかかる上に、前後バンパーやFRP製のフロントフェンダーも社外品にコンバート、マターのロールケージも隙間無く組み込まれており、安全性や剛性感もバッチリだ。
また、930ターボの最終型となるターボS用の純正マフラーを装備し、うるさすぎず、それでいてポルシェらしい空冷特有のボクサーサウンドを奏でる。
その他にも、スムーズに作動するサンルーフやHIDのヘッドライト、ミシュランのパイロットスポーツカップなど、機能パーツも多数組み込まれている。
距離は若干多めだが、当時の雰囲気をうまく残しつつ、乗りやすさや耐久性・安全性が高められた本車両は最良のポルシェ930ターボではなかろうか。
■外装
グランプリホワイトの外観は、年式相応に小キズやエアロのワレやヒビもあるが、総じてターボらしい、抑揚の効いたボリューミーな外観が保たれている。
■内装
ポルシェらしい5連メーターが鎮座するコクピットは今見てもホレボレする位にカッコ良く、しかも古さを感じない。加えて、レカロのフルバケットシートやマター製ロールケージがレーシーな雰囲気を高めてくれる。
■総評
車検は現在切れてしまっているが、それまではナンバー付き車両として公道を走行していたので、大きな不具合は起きにくいと思われる。何よりも、最大のウイークポイントとなるミッションがG50タイプになってその手のトラブルは解消されている。それでいて、お値段も比較的リーズナブルなので、元祖ポルシェターボを比較的安価に、長期に渡って味わえる希少な個体だろう。
売約済み
| 年式 | 1983年 |
|---|---|
| 走行距離 | 110,572km |
| ミッション | 5速MT |
| 車検 | 切れ(抹消渡し) |
| 現在色 | ホワイト |
| 元色 | ホワイト |
| 排気量 | 3,299cc |
| ハンドル位置 | 左 |
| 乗車定員 | 4名 |
| 車体寸法 | 4291×1775×1310(mm) |
| 車両重量 | 1360kg |
| 駆動方式 | RR |
| 使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
| 装備 | ヒーター・PW・ETC・サンルーフなど |
| 入手経路 | 中古並行 |
| 車両形式 | 930 |
|---|---|
| 車体番号 | ー |
| エンジン形式 | ー |
| エンジン番号 | ー |
| メーター交換 | なし |
| エアバッグ | なし |
| 修復歴 | 不明 |
| オーナー数 | 不明 |
| 記録簿 | なし |
| 取扱説明書 | なし |
| 自動車税 | 未納 |
| リサイクル券 | 未預託 |
| 現所在地 | 静岡県 |
| 保管方法 | 屋内 |
| タイヤ | ミシュラン・パイロットスポーツカップ 前:205/55/16 後:245/45/16 初走行:ー |
|---|---|
| ホイール | 純正 リム径 前:ーJ 後:ーJ オフセット 前:ー 後:ー |
| ブレ-キパッド | 不明 残厚 前:ー% 後:ー% |
| ブレ-キロ-タ- | 純正 |
| ブレ-キキャリパ- | F:純正 R:純正 |
| ダンパー | クワンタム製 |
| スプリング | 不明 バネレート:前:ーkg 後:ーkg 自由長:前:ーinch 後:ーinch |
| スタビ | 不明 パイプ径 前:φーmm 後:φーmm |
| クラッチ | 不明 |
| フライホイ-ル | 不明 |
| ミッション | 純正(G50) レシオ:ー |
| ファイナルギア | 不明 レシオ:ー |
| LSD | 不明 イニシャルトルク:ーkg |
| エキマニ | 不明 |
| 触媒 | 不明 |
| サイレンサー | 純正(930ターボS用) |
|---|---|
| プラグ | 不明 |
| プラグコ-ド | 不明 |
| ラジエター | 不明 |
| マウント・ブッシュ | サス:不明 エンジン:不明 デフ:純正 ミッション:不明 |
| メンバ-・ロッド | ー |
| ドライブシャフト | 純正 |
| タワーバー | ー |
| アンダーコート | あり |
| ロ-ルケ-ジ | マター製 |
| フレーム修復歴 | 不明 |
| ボディ補強 | ー |
| シート | レカロ SP-G |
| ハーネス | 純正 |
| エアロ・カウル | 不明 |
| 消火器 | ー 使用期限:ー 点検検査日:ー |
| 燃料タンク | 純正 使用期限:ー 容量: ーL |
| エンジン | 純正 |
|---|---|
| 補機類・ECU | 純正 |
| 競技歴 | 不明 |
| コンディション | エンジン:良好 ミッション:良好 シャーシ:良好 電装系:良好 その他:良好 直近の走行時期:2012年5月 点検時期:2012年5月 |
| スペアパーツ | エンジン:ー ミッション:ー シャーシ:ー 電装系:ー タイヤ:ー ホイール:ー その他:ー |
| アピールポイント | ■ボルグワーナー式ゲトラグ製5速G50ミッション換装 ■930ターボS用純正マフラー ■即走行可能 |
| 気になるポイント | ー |
エクステリア
エンジン・トランクルーム
インテリア
その他
以上の掲載内容は、弊社が編集・制作したものです。ナンバープレートや車体番号など、個人を特定できるような被写体や情報は意図的に伏せてあります。また、整備履歴、修復歴などに関しては、弊社で裏付けを取ったものではありません。また、本サイトに記されてる走行距離は、成約時には多少伸びております。あらかじめご了承ください。