HONDA CIVIC TYPE R One Make Race Car
即走行・即参戦・即戦力となるFF最強のワンメイクレースカー登場!
シビック タイプR ワンメイクレースカーである。
ホンダが2008年度から開催した『ホンダ エキサイティングカップ ワンメイクレース 〜シビック・シリーズ〜』の専用車両だ。
シビックのワンメイクレースは、1981年から20年以上開催された歴史あるレースで、2002年に車両がインテグラ タイプRに変更されたものの、2008年より『FF タイプR史上最速』と言われるFD2型シビック タイプRで再スタートが切られた。
レース自体は、アマチュアからプロドライバーまでが参加するような門戸が広くとられたカテゴリで、『スーパーGT』や『フォーミュラ・ニッポン』、『スーパー耐久』などと同時開催された。ワンメイクレースらしい、抜きつ抜かれつの息つく間もない程のレース展開は、観客としてもドライバーとしても楽しめる、とてもエキサイティングなレースとして人気を博した。“シビック使い”といわれるドライバー達が、数々の名勝負を生み出したのも本カテゴリならではの特徴だ。
一方、車両の方は、「まるでレーシングマシンにナンバーを付けて売り出したようだ」と土屋圭市氏に言わしめたFD2型シビック タイプRをベースに、市販車両に装備されるパーツ類を生産工程で最大限に削減。同時に、エントリー時の出費を極力省けるようなレーシングスペックのベース車両としてHonda Carsの正規ディーラーよりリリースされた。
当時、1,690,500円で新車購入したベース車両に、さらに約450万円を投じてホンダワンメイクレースアソシエーション(H.O.A.)が指定・認定したレース部品を装備し、完全なるワンメイクレースカーに仕立てたのが本車両となる。
『ホンダ エキサイティングカップ ワンメイクレース』シリーズは2011年をもって終了はしたが、『無限パワーカップ』や、『もてぎチャンピオンカップレース』には即参戦が可能。また、『もてぎEnjoy耐久レース』や『スーパー耐久』にも一部改良を加えれば出場可能なので、まだまだ活躍できるステージは多い。
今回、オーナー氏は車両整理のため売却の運びとなったが、車両自体がまだ新しいということに加え、メンテナンスもしっかり行き届いているので、今後もランニングコストはリーズナブルに抑えられ、それでいて立派なタイムを叩き出すこともできるという、非常にコストパフォーマンスの高い車両となり得るだろう。
■外装
チャンピオンシップホワイトのみに設定された車体色には、当時のスポンサー向けのカッティングシートによる装飾がなされてる。左側面におそらくサイド・バイ・サイドで争った際についたであろう凹みキズが多少あるものの、外観は総じてキレイ。ウインドウ越しに見える複雑に入り組んだロールケージと、ホイールアーチいっぱいに収まっているスリックタイヤがレーシーだ。
■内装
フルバケットシートにフルハーネス、そしてシンプルなインスツルメントパネルに鉄板剥き出しの仕様はセオリー通りのレーシングカーたる内装。余計なものが排されているのでさっぱりはしているが、ホコリっぽくも無いのでとてもクリーンな印象だ。また、元々シビック自体の内装が広いからか、ドライビングポジションはタイトながらも適度な開放感を感じる。
■総評
エンジンはグズることがなく一発始動、エンジン・ミッション・ダンパーなどはオーバーホールや新品交換などがなされており、レギュレーションに合ったカテゴリであれば即参戦可能な状態にある本車両は、まだ新車の匂いが漂うような高年式のレーシングカーなのにも関わらず、市販車並みの価格で購入でき、しかもFFとしては最強のスペックを持ち合わせているとなれば、これからできるだけローコストに本格的なレースを始めたい方や、車両の維持・管理をできるだけ安く、そして長期の使用に耐え得るような個体を探している方には、かなり“賢い買い物”となるであろう。
売約済み
年式 | 2008年 |
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走行距離 | 4,000km |
ミッション | 6速MT |
車検 | ー |
現在色 | チャンピオンシップホワイト |
元色 | チャンピオンシップホワイト |
排気量 | 1,998cc |
ハンドル位置 | 右 |
乗車定員 | 1名 |
車体寸法 | 4540/1770/1430(mm) |
車両重量 | 1160kg |
駆動方式 | FF |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
装備 | PS・PW・ABS |
入手経路 | 国内新車 |
車両形式 | ABA-FD2 |
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車体番号 | ー |
エンジン形式 | K20A |
エンジン番号 | ー |
メーター交換 | あり |
エアバッグ | なし |
修復歴 | なし |
オーナー数 | 1オーナー |
記録簿 | なし |
取扱説明書 | なし |
自動車税 | ー |
リサイクル券 | ー |
現所在地 | 埼玉県 |
保管方法 | 屋内 |
タイヤ | YOKOHAMA ADVAN スリック 前:230/640/18 後:230/640/18 初走行:2010年11月 |
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ホイール | WedsSport TC105N リム径 前:9J 後:9J オフセット 前:+35 後:+50 |
ブレ-キパッド | IDI レース用 残厚 前:ー% 後:ー% |
ブレ-キロ-タ- | 純正 |
ブレ-キキャリパ- | F:純正(brembo) R:純正 |
ダンパー | TEIN 全長調整式 N1ダンパー |
スプリング | TEIN or swift バネレート:前:24kg 後:32kg 自由長:前:ーinch 後:ーinch |
スタビ | 純正 パイプ径 前:φーmm 後:φーmm |
クラッチ | 無限製 強化メタル |
フライホイ-ル | 純正 |
ミッション | 純正(新品交換済) レシオ:ー |
ファイナルギア | 純正(新品交換済) レシオ:ー |
LSD | 無限製 機械式1.5way イニシャルトルク:ーkg |
エキマニ | 純正 |
触媒 | H.O.A.指定部品(無限製) |
サイレンサー | H.O.A.指定部品(無限製) |
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プラグ | NGKレーシング |
プラグコ-ド | 純正 |
ラジエター | H.O.A.指定部品(無限製アルミ) |
マウント・ブッシュ | サス:純正加工 エンジン:純正加工 デフ:純正加工 ミッション:純正加工 |
メンバ-・ロッド | 純正 |
ドライブシャフト | 純正 |
タワーバー | ー |
アンダーコート | なし |
ロ-ルケ-ジ | H.O.A.指定部品(無限製) |
フレーム修復歴 | なし |
ボディ補強 | フルスポット補強 |
シート | RECARO SP-GT |
ハーネス | SCHROTH |
エアロ・カウル | 純正 |
消火器 | ライフライン AFFF240H 使用期限:2017年末 点検検査日:ー |
燃料タンク | 純正加工 使用期限:ー 容量: 50L |
エンジン | 純正(精度向上OH済) |
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補機類・ECU | H.O.A.指定部品(無限製) |
競技歴 | シビックワンメイクレース:2008〜2010年出走 シビックワンメイクレース東日本シリーズ:最高位8位 シビックインターシリーズ:最高位9位 N1規定準拠(HOA規定) ※富士スピードウェイ:1'58"(非公式) ※ツインリンクもてぎ:2'13"(非公式) |
コンディション | エンジン:良好 ミッション:良好(2010年11月に交換) シャーシ:良好 電装系:良好 その他:良好 直近の走行時期:2011年1月 点検時期:2012年1月 |
スペアパーツ | エンジン:ー ミッション:ー シャーシ:ー 電装系:ー タイヤ:YOKOHAMA 230/640/18 ×20本 ホイール:WedsSports ×4本 その他:ブレーキパッド1セット |
アピールポイント | ■ダンパー最新データにてOH済 ■ミッション新品交換済 ■高年式・低走行 ■スペアタイヤ20本&ホイール4本付属 ■即走行可能 |
気になるポイント | ー |
エクステリア
FF最強のワンメイクレースカー
FD2 タイプRをベースとしてホンダが製作したワンメイクレースベース車両に、H.O.A.(ホンダワンメイクレースアソシエーション)が指定・認定したレースパーツを装備した即参戦可能なレーシングカー。カッティングシートでやや派手にデコレートされたボディだが、目立つような外傷は少なく、比較的キレイな印象だ。もちろん、カッティングシートは簡単に剥がすことができる。
エンジン・トランクルーム
インテリア
その他
以上の掲載内容は、弊社が編集・制作したものです。ナンバープレートや車体番号など、個人を特定できるような被写体や情報は意図的に伏せてあります。また、整備履歴、修復歴などに関しては、弊社で裏付けを取ったものではありません。また、本サイトに記されてる走行距離は、成約時には多少伸びております。あらかじめご了承ください。