
実用性充分の旧き良きコンパクトスポーツサルーン
程度良好のJAGUAR MkII 3.8Sの登場だ。
JAGUAR MkII は、1955年に誕生したJAGUAR MkI の改良版で、59年秋に登場したコンパクトスポーツサルーンの傑作である。
MkI に比べ、サッシを細くしたことでサイドウインドとリヤウインドが拡大し、イメージが一新。軽快さが増したことに加え、速度と安定性の向上など、その優れたパフォーマンスゆえ、いまなお名車として人気を博している。
ラインナップは6気筒の2.4リッター、3.4リッター、3.8リッターの3機種と、ダイムラー社を吸収後、姉妹車としてダイムラー2.5 V8を加えた合計4車種。
本車両に搭載されているエンジンは、3.8リッター水冷直列6気筒DOHCで、最高出力223ps/5500rpm、最大トルク33.1kgm/3000rpmを発生する。エンジンパーツにはアルミを多用し、見える所はアルミを研磨して鏡面仕上げ、それらを固定するナットはひとつひとつにメッキ加工、排気マニホールドはホーロー加工(ガラス皮膜の焼付加工)されている。
内装にはウッドとレザーがふんだんに使われ、後席用の小さなテーブルなど格式ある馬車時代の伝統を伝えている。
足まわりには全輪ディスクブレーキを採用、シャシーはジャガー初のモノコック構造で全て曲線で構成され、その工業力と職人技は、後世の自動車デザインに大きな影響を及ぼした。日本でもミツオカ自動車がニッサン・マーチをベースに、MkII にとても似た「ビュート」を販売して成功している。
性能は当時としては一級品で、数々の国内外のレースにもエントリー、1960年代までにサルーンカーレースやラリーにおいて華々しい活躍をしていた。
そんなMkII 、オーナー様は通勤で普段使用しているとのことだが、車両入れ替えのために手放すのだそうだ。
すでに40年以上も前のクルマなのにもかかわらず、ビュンビュンまわるスポーティなエンジンや、レザーやウッドをふんだんにおごった豪華な内装など、いまでも充分実用的で、オシャレに乗りこなせる希少な1台である。
■外装
やや青みががったシルバーの外装色に、ワイヤーホイール、ボンネットエンブレムなど各所に奢られるジャガー純正アイテムが高貴な雰囲気。すでに40年以上の歳月を経た個体ではあるが、若干のキズや塗装のウキはあるものの、大きく目立つようなダメージは見受けられない。
■内装
この年代のヒストリックカーでは定番のタンやアイボリー色のクラシカルな内装ではなく、真っ赤なレザーやうるし塗りを施したウッドが多用された豪華な内装だ。もちろん、年式相応にレザーにはヒビが入っていたり、使用感はあるが、天井のタレや内装のウキなどはない良好なコンディションだ。
■総評
見た目は古き良き英国車たるフォルム。しかし、ひとたびエンジンに火が入れば、見た目とは裏腹に3.8リッター6気筒エンジンがレスポンスの良い雄叫びをあげる。そんなギャップが魅力的な本車両、年式的には充分なメンテナンスを施さなければ本調子で走行することはなかなかできないものだが、本車両は普段は通勤にも使われているほどの即乗り出しOKの極上車両。気難しいこともなく、ヒストリックジャガーを気軽に楽しむにはうってつけの1台だ。
売約済み
年式 | 1966年式 |
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走行距離 | 不明 |
ミッション | 3速フロアオートマチック |
車検 | 平成24年5月 |
現在色 | シルバー |
元色 | ー |
排気量 | 3780cc |
ハンドル位置 | 右 |
乗車定員 | 5名 |
車体寸法 | 4590×1700×1460(mm) |
車両重量 | 1590kg |
駆動方式 | FR |
使用燃料 | ー |
装備 | ヒーター・パワステ・ETC |
燃料タンク容量 | ー |
入手経路 | 中古並行 |
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車両形式 | 3.8 |
車体番号 | ー |
エンジン形式 | L |
エンジン番号 | ー |
メーター交換 | なし |
エアバッグ | ー |
修復歴 | なし |
オーナー数 | 不明 |
記録簿 | なし |
取扱説明書 | なし |
自動車税 | 済み |
リサイクル券 | 済み |
現所在地 | 群馬県 |
保管方法 | 屋内 |
タイヤ | GOODYEAR GT-HYBRID 前:195/70/R15 後:195/70/R15 初走行:ー |
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ホイール | 純正ワイヤーホイール リム径 前:ーJ 後:ーJ オフセット 前:ー 後:ー |
ブレ-キパッド | 純正 残厚 前:ーmm 後:ーmm |
ブレ-キロ-タ- | 純正 |
ブレ-キキャリパ- | 純正 |
サス仕様 | ー |
ダンパー | 純正 ノーマル形状 |
スプリング | 純正 バネレート:前:ーlbs/inch 後:ーlbs/inch 自由長:前:ーinch 後:ーinch |
スタビ | 純正 パイプ径 前:φーmm 後:φーmm |
クラッチ | 純正 |
ギアレシオ | 純正 レシオ:ー |
ファイナルギア | 純正 レシオ:ー |
LSD | 純正 |
エキマニ | 純正 |
触媒 | 純正 |
サイレンサー | 純正 |
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プラグ | 純正 |
プラグコ-ド | 純正 |
ラジエター | 純正 |
ブッシュ類 | サス:純正 エンジン:純正 デフ:純正 ミッション:純正 |
ドライブシャフト | 純正 |
タワーバー | 純正 |
アンダーコート | ー |
ロールバー | ー |
フレーム修復歴 | なし |
ボディ補強 | ー |
シート | 純正 |
ハーネス | ー |
エアロ・カウル | ー |
消火器 | ー 使用期限:ー 点検検査日:ー |
燃料タンク | ー 容量:ーL 使用期限:ー |
メンテガレ-ジ | ー |
エンジンチューン | なし |
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補機類・ECU変更 | なし |
競技歴 | なし |
パーツの状態確認 | エンジン:良好 ミッション:良好 シャーシ:良好 電装系:良好 その他:良好 走行時期:数ヶ月前 点検時期:走行毎 |
スペアパーツ | エンジン:ー ミッション:ー シャーシ:ー 電装系:ー タイヤ:ー ホイール:ー |
アピールポイント | 現オーナーは3〜4年通勤に使用。これまでレストアも施し、程度極上・即乗り出し可能なヒストリックジャガーMkⅡ 3.8S。車検も長く残っている。 |
気になるポイント | ー |
エクステリア
エンジン・トランクルーム
インテリア
以上の掲載内容は、弊社が編集・制作したものです。ナンバープレートや車体番号など、個人を特定できるような被写体や情報は意図的に伏せてあります。また、整備履歴、修復歴などに関しては、弊社で裏付けを取ったものではありません。また、本サイトに記されてる走行距離は、成約時には多少伸びております。あらかじめご了承ください。