ボンドカーで一躍有名になった完調の希少車が登場!
コーリン・チャップマン率いるロータス・カーズが生産したスーパーカー、LOTUS ESPRIT SeriesⅠ だ。
イアン・フレミング原作の人気スパイアクションシリーズ『007』の第10作目にあたる『私を愛したスパイ』に“ボンドカー”として登場以来、Aston Martinと並ぶ知名度を得たクルマである。
ESPRITは、ElanやEuropaなどの1960年代までの小型・軽量なピュアスポーツと違って、スーパーカー路線へと変更するべく明確な上級志向を与えられて生み出された新世代のリアルスポーツカーだった。ジウジアーロによる直線と平面からなるシャープなボディを纏い、1975年10月のパリサロンでベールを脱いだ。コーリン・チャップマンが54歳の若さでこの世を去る7年前の作品だった。
LOTUS Europaの後継車として、翌1976年に初代モデルのS1(シリーズ1)が登場。極めて空力性能に優れたウェッジシェイプは、まさにジウジアーロならでは。今日でも旧さを感じさせず、「S1こそが最も美しい」とする愛好家の主張にも納得できるくらいの美しいフォルムだ。
内装も独創的で、メータークラスターはドライバーを覆うようなデザイン。マイル表示のメーター類はイタリア製で、内装色に合わせて色が変わっていたようだ。
そして心臓部となるエンジンは、LOTUS Eliteから流用したタイプ907といわれる2リッター水冷直列4気筒DOHC。ロータス・ヨーロッパのフレームを進化させたバックボーンフレームにミッドマウントされ、WEBER製45DCOEツインキャブと9.5の圧縮比により最高出力160ps/6200rpm、最大トルク19.4kg-m/4900rpmを発生。シトロエンSM用の5速MTを介して最高速度222km/h、0-400m加速15.0秒、0-97km/h加速6.8秒というパフォーマンスを発揮した。
ただ、当時のエスプリはFRPボディがハンドレイアップで成型されているため樹脂硬化時のムラによるボディ面の歪みが大きく、車体重量の誤差も100kg近くあり、パフォーマンスは一定というわけではない。
オーナー様はボンドカーとして登場したS1に憧れ、15年前に入手。現在までイベントや長距離旅行などに愛用してきた。しかも、本車両は当時正規代理店をしていたアトランティック商事の貴重なディーラーものだ。
しかし、増え続ける車両を整理するために、やむなく出品することとなった。
ロータス・カーズがヨーロッパなどのライトウェイトスポーツカー路線から、スーパーカー路線へ変更したリアルスポーツモデル。そしていまでも色褪せないジウジアーロ率いるイタルデザインの真骨頂をともに味わってほしい。
■外装
ロー&ワイドに構えたスタイルはスーパーカーならでは。直線的でスクエアなフォルムはとても30年以上前のクルマとは思えないくらいに斬新だ。ボディには年式相応にヒビやワレは確認できたが、気にするほどのダメージではなさそうだ。当時のスーパーカーの象徴でもあるリトラクタブルヘッドライトも稼働する。
■内装
落ち着いた色合いで高級感さえ漂う内装は、太いサイドシルをまたぎ、潜り込むように着座を強いられるところはスーパーカーらしい。多くのスイッチやメーター類が組み込まれたメーターナセルはドライバー側に向けられ、まさにボンドカーさながらだ。
■総評
ロータス・エスプリといえば、ボンドカーで一躍有名になったS1がやはり最も注目度が高く、今でもフリークの間でも珍重されるほど。しかも本車両は正規ディーラーものの希少な1台。オーナーが少しずつ手を入れてこれまで15年間も乗り続けてきただけに、まさに好調そのもの。いまこそ傑作を完調な状態で手に入れるチャンス到来だ。
売約済み
年式 | 1978年(昭和53年)式 |
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走行距離 | 不明 |
ミッション | 5速マニュアルトランスミッション |
車検 | 平成23年9月 |
現在色 | ホワイト |
元色 | ー |
排気量 | 1970cc |
ハンドル位置 | 左 |
乗車定員 | 2名 |
車体寸法 | 4191×1860×1111(mm) |
車両重量 | 1070kg |
駆動方式 | MR |
使用燃料 | ー |
装備 | ヒーター・パワーウインドウ |
燃料タンク容量 | ー |
入手経路 | 正規中古 |
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車両形式 | C-907H |
車体番号 | ー |
エンジン形式 | 907 |
エンジン番号 | ー |
メーター交換 | ー |
エアバッグ | ー |
修復歴 | なし |
オーナー数 | 不明 |
記録簿 | なし |
取扱説明書 | なし |
自動車税 | 済み |
リサイクル券 | 済み |
現所在地 | 神奈川県 |
保管方法 | 屋内 |
タイヤ | GOODYEAR EAGLE LS2000 前:195/60/R14 後:205/70/R14 初走行:ー |
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ホイール | SSR リム径 前:ー 後:ー オフセット 前:ー 後:ー |
ブレ-キパッド | 純正 残厚 前:ーmm 後:ーmm |
ブレ-キロ-タ- | 純正 |
ブレ-キキャリパ- | 純正ブレンボ |
サス仕様 | ー |
ダンパー | SPAX ノーマル形状 |
スプリング | 純正 バネレート:前:ーlbs/inch 後:ーlbs/inch 自由長:前:ーinch 後:ーinch |
スタビ | 純正 パイプ径 前:φーmm 後:φーmm |
クラッチ | 純正 |
ギアレシオ | 純正 レシオ:ー |
ファイナルギア | 純正 レシオ:ー |
LSD | 純正 |
エキマニ | 純正 |
触媒 | ー |
サイレンサー | 純正 |
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プラグ | NGK |
プラグコ-ド | Ultra |
ラジエター | 純正 |
ブッシュ類 | サス:純正 エンジン:純正 デフ:純正 ミッション:純正 |
ドライブシャフト | ー |
タワーバー | ー |
アンダーコート | ー |
ロールバー | ー |
フレーム修復歴 | なし |
ボディ補強 | ー |
シート | 純正 |
ハーネス | ー |
エアロ・カウル | 純正 |
消火器 | ー 使用期限:ー 点検検査日:ー |
燃料タンク | ー 容量:ーL 使用期限:ー |
メンテガレ-ジ | ー |
エンジンチューン | ー |
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補機類・ECU変更 | ー |
競技歴 | ー |
パーツの状態確認 | エンジン:良好 ミッション:良好 シャーシ:良好 電装系:良好 その他:良好 走行時期:数ヶ月前 点検時期:走行毎 |
スペアパーツ | エンジン:ー ミッション:ー シャーシ:ー 電装系:ー タイヤ:ー ホイール:ー |
アピールポイント | 希少なシリーズⅠ。しかも当時の正規ディーラーであるアトランティック商事もの。長距離ドライブも問題なし。 |
気になるポイント | タコメーターが不動。 |
エクステリア
エンジン・トランクルーム
インテリア
以上の掲載内容は、弊社が編集・制作したものです。ナンバープレートや車体番号など、個人を特定できるような被写体や情報は意図的に伏せてあります。また、整備履歴、修復歴などに関しては、弊社で裏付けを取ったものではありません。また、本サイトに記されてる走行距離は、成約時には多少伸びております。あらかじめご了承ください。