Ferrari 360 Challenge
フェラーリF1全盛期誕生のレースカーを公道でもそのまま愉しむ。
フェラーリ360チャレンジが登録された。
本サイトでは2台目の登場となる。
1999年にニュルブルクリンクでアンベールされたフェラーリ360ベースのワンメイクレースカー『フェラーリ360チャレンジ』。348チャレンジやF355チャレンジのような、ロードカーに専用キットを別途組み込んだ仕様ではなく、マラネロの専用ラインより268台がコンプリートカーとしてラインオフされた生粋のレーシングカーであり、うち、50〜60台が2001年より日本にデリバリーされたと云われている。
当時の新車価格は1890万円。さらに『フェラーリチャレンジ』レースの年間参戦費用も含めて購入するという、N1車両のワンメイクレースとしては非常に高価かつ正規ディーラー車のみが参戦できるという格式高いフェラーリ公認の競技専用車両なのである。
本車両もコーンズによって2001年春に正規輸入されたディーラー車。その後、何人かのオーナーを経て2011年の冬にナンバーを取得している。
一時期はフェラーリでは有名なショップにて整備が施されていた本車両は、サーキットも何度か走行している形跡があり、飛び石やタイヤカーカス跡などが残っている状態ではあるが、クローズドコースでの走行はもちろん、公道でも何の不具合やストレスもなく、普通に走行ができる。
しかし、レーシングカーとして生まれてきた車両をストリートでも走れるように、道路交通法に則った保安部品や仕様を最低限施しただけの状態なので、他の車両に混じって並走していても明らかにその様相は異なる。
限界まで低められた車高にクイックな挙動、そして結構な音圧で乾いた咆哮を奏でるエキゾーストサウンドによって、あっという間に周りをコンペティティブな雰囲気にしてしまう。
通常のストリートモデルのフェラーリでさえも、国産車にはあまり無い、華を強く感じる車種であるが、更にサーキット専用モデルを公道走行可能にすることによって、非現実的な世界に誘ってくれるような、そんな特別な存在感を放った個体と化す。それが今回紹介するストラダーレモデルも兼ねた360チャレンジとなる。
低回転域での流すような走行でも五感が全開になってしまうような、レーシングカー特有の雰囲気をストリートでも存分に味わっていただきたい。
■外装
レーシングカーらしく、飛び石キズがあったり、タイヤカーカス跡が付着してたりと、コンクールコンディションとは言い難いが、普通にサーキットやストリートを走ってきたような、全てのアタリが付いた健全なる状態の個体と思われる。
■内装
よく見れば、ダッシュボードがやや毛羽立っていたり、ロールケージパッドの一部が剥がれていたりと、レーシングカーらしい使用感はあるものの、ひとたびアクセルに力を込めれば、そんな些細な事など吹っ飛ぶぐらいの車内に容赦無く入ってくるフェラーリサウンドや、周りの景色を一気に置き去りにするようなレスポンシブルな動力性能に心奪われる。
■総評
流通在庫が少ない故に、比較的大事に乗られることの多いチャレンジ。特に公道走行可能な個体は、箱入り娘のような扱いで全開で走行することも無い状態で保管されている事も多い。しかし、本車両は2011年までは純然たる競技専用車両として存在していた個体なので、十分に全開走行はされてきたと思われる。とはいえ、現段階で走行距離は1万kmにも満たない状態なので、本格的にレースに参戦していたというよりは、走行会や模擬レース程度の軽めの走行に加え、ワインディングやハイウェイでも時々ドライブを楽しんでいたという状況であったことをイメージできる。これが、もしエアコンやオーディオが装備されていれば、例えば炎天下での渋滞路や、雨天での走行も多くなり、レーシングカーとしては想定外の負荷がかかりがちだが、無理に装備しなかったのが功を奏したのか、場所や天候を選んで走行していた事で距離は伸びず、コンディションも良好なまま維持されてきた。レース中にエアコンを効かし、音楽を聴きながらドライブする事が無いように、それらアイテムの必要性を今後も感じることは無いはずだ。なぜなら、スクーデリア・フェラーリが最盛期の時に作られたレーシングフェラーリを、オリジナルに近い状態で公道も走行できるという満足感と、ドライビングによって得られるありとあらゆる強烈な刺激によって、何にも代え難い至福の時を過ごす事ができるからだ。アクセル開度にリンクしているかのように分泌されるアドレナリンによって、どのような闘争本能を引き出してくれるのか、サーキットはもちろん、公道でも気の済むまで試していただきたい。
売約済み
年式 | 2001年式 |
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走行距離 | 8000km |
ミッション | 6速セミAT(F1マチック) |
車検 | 切れ |
現在色 | ロッソ |
元色 | ー |
排気量 | 3,586cc |
ハンドル位置 | 左 |
乗車定員 | 2名 |
車体寸法 | 4477 × 1922 × 1210 (mm) |
車両重量 | 1320 kg |
駆動方式 | MR |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
装備 | PS・ABS・ASR・ETC |
入手経路 | 正規新車 |
車両形式 | ーF360ー |
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車体番号 | 524(下3桁) |
エンジン形式 | F131 |
エンジン番号 | ー |
メーター交換 | なし |
エアバッグ | なし |
修復歴 | なし |
オーナー数 | 複数オーナー |
記録簿 | ー |
取扱説明書 | ー |
自動車税 | 済 |
リサイクル券 | 済 |
現所在地 | 茨城県 |
保管方法 | 屋内 |
タイヤ | MICHELIN Pilot Sport(K1) 前:215/45ZR18 後:275/40ZR18 初走行:ー |
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ホイール | BBS(360チャレンジ純正) リム径 前:8J 後:10.5J オフセット 前:31.5mm 後:39.95mm |
ブレ-キパッド | brenbo(360チャレンジ純正) 残厚 前:ー% 後:ー% |
ブレ-キロ-タ- | ガーランド製(ベルハット含む) |
ブレ-キキャリパ- | 360チャレンジ純正(モノブロック) F:brenbo R:brenbo |
ダンパー | 360チャレンジ純正 |
スプリング | 360チャレンジ純正 バネレート:前:ー 後:ー 自由長:前:ーinch 後:ーinch |
スタビ | 360チャレンジ純正 パイプ径 前:φーmm 後:φーmm |
クラッチ | 360チャレンジ純正 |
フライホイ-ル | 360チャレンジ純正 |
ミッション | 360チャレンジ純正 レシオ:ー |
ファイナルギア | 360チャレンジ純正 レシオ:ー |
LSD | 360チャレンジ純正 イニシャルトルク:ーkg |
エキマニ | 360チャレンジ純正 |
触媒 | 360チャレンジ純正 |
サイレンサー | ANSA製(360チャレンジ純正) |
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プラグ | 360チャレンジ純正 |
プラグコ-ド | 360チャレンジ純正 |
ラジエター | 360チャレンジ純正 |
マウント・ブッシュ | サス:360チャレンジ純正 エンジン:360チャレンジ純正 デフ:360チャレンジ純正 ミッション:360チャレンジ純正 |
メンバ-・ロッド | ー |
ドライブシャフト | 360チャレンジ純正 |
タワーバー | 360チャレンジ純正 |
アンダーコート | 360チャレンジ純正 |
ロ-ルケ-ジ | 360チャレンジ純正 |
フレーム修復歴 | なし |
ボディ補強 | 360チャレンジ純正 |
シート | 360チャレンジ純正(助手席はOMP製の非純正品) |
ハーネス | サベルト製6点式 |
エアロ・カウル | 360チャレンジ純正+RSD+ミケロット |
消火器 | あり 使用期限:ー 点検検査日:ー |
燃料タンク | 360チャレンジ純正 使用期限:ー 容量:100L |
エンジン | 360チャレンジ純正 |
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補機類・ECU | マニエッティ・マレリ社製(360チャレンジ純正) |
競技歴 | 不明 |
コンディション | エンジン:良好(プラグ清掃:'22 7/4更新) ミッション:良好(クラッチ残約80%) シャーシ:良好(2016年9月:足まわり系4輪ブッシュ・4輪ボールジョイント・4輪ブレーキローター・フロントハブベアリング新品交換・4輪アライメント調整済・バンプラバー交換:'17 11/30更新) 電装系:良好 その他:良好(2017年1月:ガラスコーティング済 2017年9月:フロントバンパー再塗装 2017年11月:スパルコ製クイックリリース取付) 直近の走行時期:2022年7月('22 7/4更新) 点検時期:2017年11月 |
スペアパーツ | エンジン:ー ミッション:ー シャーシ:ー 電装系:ー タイヤ:ー ホイール:ー その他:ー |
アピールポイント | ■2001年式 ■8000km ■メンテナンス済み ■即走行可能 |
気になるポイント | ー |
■エクステリア
マフラー
ノーマルの左右2本出しから左右1出しに変更されているアンサ製の専用エキゾーストシステム。排圧コントロールバルブは元々無いので、見た目はおとなしめの口径ながらも、エンジンに火が入った瞬間から一気にレーシーな雰囲気に変えてくれるほどの仰々しいサウンドを放つ。
■エンジン・トランクルーム
エンジンルーム全景
超軽量なリヤゲートを開ければ、赤いヘッドでおなじみのF131ユニットをはじめ、カーボン製のエアインテークや、ミッションオイルクーラーが目につくエンジンルーム。エアコンユニットレス等で、ロードカーに比べるとかなりスッキリした印象だ。しかし、そのレイアウトの美しさはレーシングカーになっても変わらない。
■インテリア
以上の掲載内容は、弊社が編集・制作したものです。ナンバープレートや車体番号など、個人を特定できるような被写体や情報は意図的に伏せてあります。また、整備履歴、修復歴などに関しては、弊社で裏付けを取ったものではありません。また、本サイトに記されてる走行距離は、成約時には多少伸びております。あらかじめご了承ください。