Alfa Romeo 147 GTA Selespeed
サーキット出身の〝濃いめ〟のモダンアルファはいかが
コンパクトホットハッチのハイパフォーマンス・スポーツモデル、147GTAが登録された。
1965年から端を発したアウトデルタ作のジュリアスプリントGTAや1300GTAジュニアより、数々のモータースポーツシーンで栄光を勝ち取ってきたGTAを冠した特別なアルファロメオ。それは37年後の2002年に、レーシングカーの血統と最新テクノロジーを兼ね備えたモデルとして21世紀に蘇った。それが156GTAである。
そして翌年の2003年には、156GTAと同じハイパワーユニットをコンパクトな147に積んでしまったことで話題となった6MTモデルの147GTAが、さらに2004年にはセミオートマチック・シーケンシャルミッションの〝ハシリ〟とも言える147GTAセレスピードがリリースされ、2007年春まで販売されたスペシャルモデルである。
2000-2001年の欧州カー・オブ・ザ・イヤー受賞車である洗練されたナローデザインの147をベースに、ワイドボディ、強化サスペンション、最新鋭の安全装備など、そのほとんどが専用設計されたパーツで構成されている147GTA。中でもエンジンは、1979年に登場したアルファ6に搭載された生粋のアルファユニットから脈々と受け継がれている3.2リッターV6DOHCユニット。アルファ166に搭載されている3リッターV6エンジンを5.4mmストロークアップし、吸排気系の見直し、専用EUCなどでチューンナップされた珠玉のユニットである。
今回紹介するのは、そのハイパフォーマンス性能を更に際立たせ、そのままレースにもエントリーできるレベルまでチューンされた147GTAセレスピードになる。そう、アルファロメオ唯一の国内レースカテゴリである『アルファロメオチャレンジ』にて2010年にチャンピオンを獲得した個体そのものが再び本サイトに登録されたのである。
今回は現オーナーの体調不良により、泣く泣く手放す運びとなってしまったのだが、本車両自体は前回の登録時と仕様はほぼ変わらず、タイヤやオイルが新品になって、よりコンディションが良くなったと言える。
しかも走行距離は未だ3万キロを超えた程度なので、レースカー出身らしく、当面の間はノーマルの147GTAを遥かに超えたエキサイティングでコンペティティブなドライビングを愉しめることを保証しよう。
■外装
前回登録時にデカールの一部を更に剥がし、軽く磨きをかけてガラスコーティングを施したので、飛び石キズは多少はあるものの、希少なヌヴォラホワイトが妖艶に輝き、要所要所に配されたカーボンパーツによって、より塊感のある引き締まった印象を受ける。
■内装
前オーナーによって、ドンガラだった内装をノーマルにできるだけ戻し、ストリートでも快適な仕様になってからは基本的には変わらない。
■総評
156GTAも147GTAも飽きにくいフィーリングで長く所有するオーナーが多いからか、10万キロ前後の個体が多く、5万キロ以下の程度の良い個体はなかなか出てこない。しかし本車両は奇跡の3万キロ台で、めったに見ないヌヴォラホワイトのオプションカラー、そしてかつてはアルファロメオチャレンジでクラス優勝し、ほぼその時の仕様のまま現在もコンディションが維持されている大変貴重な個体だ。スペックだけでは計り知れない味の濃い本車両で、ストリートでもサーキットでもオールマイティに愉しんではいかがだろうか。
売約済み
年式 | 2005年式 |
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走行距離 | 34,000km |
ミッション | 6AT(セレスピード) |
車検 | 平成31年10月 |
現在色 | ヌヴォラホワイト |
元色 | ヌヴォラホワイト |
排気量 | 3,179cc |
ハンドル位置 | 右 |
乗車定員 | 2名 |
車体寸法 | 4,200×1,765×1,430 (mm) |
車両重量 | 1310kg |
駆動方式 | FF |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
装備 | AC・PS・PW・ABS・VDC・ASR・MSRなど |
入手経路 | 正規新車 |
車両形式 | GH-937AXL |
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車体番号 | 384(下三桁) |
エンジン形式 | 932A000 |
エンジン番号 | ー |
メーター交換 | ー |
エアバッグ | なし |
修復歴 | なし |
オーナー数 | 複数オーナー |
記録簿 | あり |
取扱説明書 | あり |
自動車税 | 済み |
リサイクル券 | 預託済み |
現所在地 | 東京都 |
保管方法 | 屋根付き |
タイヤ | TOYO PROXES R1R 前:245/40 ZR17 後:225/45 ZR17 初走行:2017年5月 |
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ホイール | YOKOHAMA ADVAN Racing RS リム径 前:ーJ×17 後:ーJ×17 オフセット 前:ー 後:ー |
ブレ-キパッド | エンドレス 残厚 前:ー% 後:ー% |
ブレ-キロ-タ- | 不明 |
ブレ-キキャリパ- | F:純正 R:純正 |
ダンパー | アルファスポルト(戸田レーシング製) |
スプリング | アルファスポルト バネレート:前:ー 後:ー 自由長:前:ーinch 後:ーinch |
スタビ | 純正 パイプ径 前:φーmm 後:φーmm |
クラッチ | 純正 |
フライホイ-ル | 純正 |
ミッション | 純正 レシオ:ー |
ファイナルギア | 純正 レシオ:ー |
LSD | カーツ製 イニシャルトルク:ーkg |
エキマニ | 純正 |
触媒 | 純正 |
サイレンサー | サクラム製 |
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プラグ | 純正 |
プラグコ-ド | 純正 |
ラジエター | 純正 |
マウント・ブッシュ | サス:純正 エンジン:純正 デフ:純正 ミッション:純正 |
メンバ-・ロッド | アルファスポルト製 |
ドライブシャフト | 純正+オレカ製 |
タワーバー | オーバーレーシング製 |
アンダーコート | あり |
ロ-ルケ-ジ | なし |
フレーム修復歴 | なし |
ボディ補強 | なし |
シート | スパルコ&レカロ製 |
ハーネス | サベルト製 |
エアロ・カウル | オレカ製+アッソ製 |
消火器 | なし 使用期限:ー 点検検査日:ー |
燃料タンク | 純正 使用期限:ー 容量: ーL |
エンジン | 純正 |
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補機類・ECU | デジテック製 |
競技歴 | アルファロメオチャレンジ関西シリーズ 2007年〜2010年出走 2010年MR300クラスチャンピオン |
コンディション | エンジン:良好 ミッション:良好 シャーシ:良好 電装系:良好 その他:良好 直近の走行時期:2018年2月 点検時期:2018年2月 |
スペアパーツ | エンジン:ー ミッション:ー シャーシ:ー 電装系:ー タイヤ:ー ホイール:ー その他:新品ワイパー2本 |
アピールポイント | ■2005年式 ■ARチャレンジクラス優勝車 ■希少ヌヴォラホワイト ■低走行34000km ■レーシングスペック ■即走行可能 |
気になるポイント | ■なし |
■エクステリア
■エンジン・トランクルーム
エンジンユニット
アルファ6(セイ)に端を発する伝統のエンジンユニットは、アルファ166の3リッターV6を5.4mmストロークアップさせ、3.2リッター化した珠玉のV6ユニット。最高出力は250ps/6200rpm、最大トルクは30.6kgm/4800rpmを発揮し、0-100km/hは6.3秒、最高速は248km/hに達する。今どきのスポーツカーと比べるとむしろ控えめだが、数値だけでは計れないトルクの盛り上がり感や胸のすくような加速感など、アルファならではの独特なフィーリングはノーマルレベルでも充分楽しめるようになっている。本車両はデジテック製ECUやサクラム製吸排気系チューン等によって、ノーマルを軽く凌駕したレース用の動力性能をストリートでも炸裂させることができる。故に相当の自制心がドライバー自身に備わっていなければならないことを先に忠告しておこう。
■インテリア
以上の掲載内容は、弊社が編集・制作したものです。ナンバープレートや車体番号など、個人を特定できるような被写体や情報は意図的に伏せてあります。また、整備履歴、修復歴などに関しては、弊社で裏付けを取ったものではありません。また、本サイトに記されてる走行距離は、成約時には多少伸びております。あらかじめご了承ください。