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Alfa Romeo 147 GTA AR Challenge Stradale


GH-937AXL/2005年式/イタリア

ワンメイクレースチャンピオンカーをストリートで愉しむ

アルファロメオのホットハッチの最右翼的存在の147GTAが登録された。
実は本車両は、数年前にレースカーとして仕上げられた個体として当サイトに掲載していたものだ。
 
前オーナーによって、低走行の147GTAを購入後、某正規ディーラーにてアルファロメオチャレンジ用にチューン。エンジンこそノーマルのままだが、ECUや吸排気系、足回り、ボディ補強、冷却系強化、大幅な軽量化など、ワークスチューン並みにモディファイを施し、最終的には同レースのMR300クラスにてシリーズチャンピオンを獲得するほどのポテンシャルを有した個体であった。
 
しかし、諸般の事情でレーシングカーとしての役目を終えることとなった本車両は、当サイトに掲載されることとなる。
 
当時は完全にレーシングカーとして、サーキットなどのクローズドエリアでのみ走行が可能な状態であったが、幸いにして一時抹消状態であった事、ストリップダウンしたノーマルパーツがほとんど残っていた事、そしてエアコンも生きていたという3つのポイントに着目した現オーナーによって、ストラダーレ仕様として復活を果たした。
 
運転席しか無く、内張りすらほとんど剥がされ、鉄板むき出しのドンガラ状態から50万円以上をかけてほとんどの内装材を元の位置に戻し、車検を取得して街中を普通にドライブできるまでに蘇ったのである。
 
外装も大きなデカールが貼ってあり、かなり派手な装いで街中を走るにも躊躇するほどだったので、ある程度は剥がして街中の情景に溶け込める位にはしたものの、レーシングカーという元々の生い立ちから来るコンペティティブな雰囲気までは消す事はできなかったようだ。
 
恐ろしく低く落ちた車高に、迫り出したリップやウィング、ボンネットなどのカーボンパーツがオンパレードのレーシーな外装に同色系にまとめたデカール類、明らかにトリッキーな挙動、そしてノーマルのアルファサウンドを幾重にも増幅させたような重厚かつ甲高いエキゾーストノート…。
 
これ以上無いというほどの濃いテイストを、普段から味わっていてもおそらく飽きる事はないと自負できるような毒されてしまっている方にお勧めしたい。
 
 

■外装

量産車ベースではあるものの、明らかに存在感の強い147GTA。デカールを剥がした跡は若干あるものの、大きく目立つようなキズや凹みもなく、完全屋内保管だからヌヴォラホワイトのツヤも申し分無い。

■内装

走行距離自体少ないということもあるが、元に戻された内装に汚れや汗臭さはなく、クリーンな印象が保たれている。

■総評

かつてはワンメイクカテゴリでポディウムのセンターを穫った車両がストリートカーとして復活劇を遂げた。まるで、かつて大活躍した名馬の第二の人生劇のようだが、ひとたび右足に力を込めれば、瞬時に全てを置き去りにするようなパワフルかつレスポンシブルな動きは今でも色褪せてはいない。しかしながら、エアコンを効かせ、音楽を聞きながらオートマモードでゆっくり流すことも可能という贅沢な仕様だ。しかも本車両は、GTAでは過走行車が多い中、まだ3万キロ以下という低走行の個体。これからアルファロメオライフを街中で愉しむのも良し、再びレースの世界へ返り咲くのも良し、いずれにしても、愉しみの幅も広く、長くも愉しめる貴重な個体ではなかろうか。
 

売約済み

年式

2005年式

走行距離

25,500km

ミッション

6AT(セレスピード)

車検

平成29年10月

現在色

ヌヴォラホワイト

元色

ヌヴォラホワイト

排気量

3,179cc

ハンドル位置

乗車定員

2名

車体寸法

4,200×1,765×1,430 (mm)

車両重量

1310kg

駆動方式

FF

使用燃料

無鉛プレミアムガソリン

装備

AC・PS・PW・ABS・EBD・TRCなど

入手経路

正規新車

車両形式

GH-937AXL

車体番号

384(下三桁)

エンジン形式

932A000

エンジン番号

メーター交換

エアバッグ

なし

修復歴

なし

オーナー数

3オーナー

記録簿

あり

取扱説明書

あり

自動車税

済み

リサイクル券

預託済み

現所在地

東京都

保管方法

屋内


タイヤ

DUNROP DIREZZA Zll

前:245/40 R17 後:225/45 R17

初走行:ー年ー月

ホイール

YOKOHAMA ADVAN Racing RS

リム径 前:ーJ×17 後:ーJ×17

オフセット 前:ー 後:ー

ブレ-キパッド

エンドレス

残厚 前:ー% 後:ー%

ブレ-キロ-タ-

不明

ブレ-キキャリパ-

F:純正 R:純正

ダンパー

アルファスポルト(戸田レーシング製)

スプリング

アルファスポルト

バネレート:前:ー 後:ー

自由長:前:ーinch 後:ーinch

スタビ

純正

パイプ径 前:φーmm 後:φーmm

クラッチ

純正

フライホイ-ル

純正

ミッション

純正

レシオ:ー

ファイナルギア

純正

レシオ:ー

LSD

カーツ製

イニシャルトルク:ーkg

エキマニ

純正

触媒

純正

サイレンサー

サクラム製

プラグ

純正

プラグコ-ド

純正

ラジエター

純正

マウント・ブッシュ

サス:純正

エンジン:純正

デフ:純正

ミッション:純正

メンバ-・ロッド

アルファスポルト製

ドライブシャフト

純正+オレカ製

タワーバー

オーバーレーシング製

アンダーコート

あり

ロ-ルケ-ジ

なし

フレーム修復歴

なし

ボディ補強

なし

シート

スパルコ&レカロ製

ハーネス

サベルト製

エアロ・カウル

オレカ製+アッソ製

消火器

なし

使用期限:ー

点検検査日:ー

燃料タンク

純正

使用期限:ー

容量: ーL


 

エンジン

純正

補機類・ECU

デジテック製

競技歴

アルファロメオチャレンジ関西シリーズ 2007年〜2010年出走 2010年MR300クラスチャンピオン

コンディション

エンジン:良好

ミッション良好

シャーシ良好

電装系良好

その他良好

直近の走行時期:2016年8月

点検時期2015年10

スペアパーツ

エンジン:ー

ミッション

シャーシ

電装系:ー

タイヤ:2セット(ラジアル)

ホイール2セット

その他:ノーマルボンネット&マフラー

アピールポイント

■2005年式

■ARチャレンジクラス優勝車

■低走行26000km

■レーシングスペック

即走行可能

気になるポイント

■なし

 

※写真を クリックすると拡大します。

 

■エクステリア

サーキットからストリートへ

オプションのヌヴォラホワイトのボディカラーにカーボンパーツとデカールの組み合わせで存在感が更に引き立っている147GTAセレスピード。元々はレースカーだっただけに、ひとたび走り出せば、一瞬にしてその場の空気感を変えるほどのパフォーマンスを見せてくれる。

斜め後ろ

全体的にモノトーン系でまとめられ、都会にそびえるコンクリートジャングルにマッチした装いだ。

フロントマスク

カーボンボンネットやメッシュ、ワイドトレッド化などで、威圧感の強いフロントマスク。

リヤビュー

通常の147GTAでもなかなかのボリューム感のあるリヤまわりだが、本車両は更に上をゆく迫力を有す。

サイドフォルム

レース用の車高調そのままでストリート仕様にしているので、若干車高を上げているものの、それでもまだかなり低い。意図的に見切れたデザインのアルファロメオの紋章が小洒落ている。

フロントウインドウ

若干飛び石キズはあるが、目立つようなものはない。

ボンネット

ダクト付きのカーボンボンネットはボンネットピンも付属しているが、オープナーが活きているのでむやみに開けられることもなく安心だ。

リヤウイング

角度も調整できるカーボン製のリヤウイング。

ルーフ

ルーフには、元々大きなクワドリフォリオのデカールが貼られていたが、今はキレイに剥がされている。もちろん、色ツヤはある。

フロントまわり

やや前に迫り出し気味のカーボン製のリップスポイラーがレーシー。バンパーのメッシュ内には燃焼効率を上げるアルミ製のファンネルが潜んでいる。

エキゾースト

甘美なアルファサウンドを奏でるサクラム製のレース用サイレンサーを装備しているが、車検対応タイプでもあるのでご安心あれ。

タイヤ&ホイール

タイヤはDUNROP DIREZZA Zllで、フロントが245/40 R17、リヤが225/45 R17という、FF車のレースを意識した組み合わせのまま。ホイールはYOKOHAMA ADVAN Racing RS。ガリキズは多少あるが、見苦しい箇所は無い。

フロントの下回り

下まわりの保護とエンジン冷却にも効果的なオレカ製のアンダーカバーが装着されたフロントの下まわり。

リヤの下まわり

定番のパラレルリンクやロアバーも確認できるリヤ側の下まわり。

■エンジン・トランクルーム

エンジンユニット

最高出力250ps/6200rpm、最大トルク30.6kgm/4800rpmを発揮するエンジンユニットは、3.2リッターV6 DOHC 24V。ノーマルでもかなりのパワー感のあるものだが、ECUや吸排気系チューン等で、更に獰猛で荒々しい感じのフィーリングになっている。

ボンネット裏

特にオイルなどを大量に吹き出したような跡も無い軽量なカーボンボンネット裏。

■インテリア

コクピット

内張りもない1シーターのドンガラ状態の車内から、見事にタン&ブラックのデイトナ仕様に戻った車内は、コクピットまわりはレースカーの時のままであるが、エアコンやパワーウインドウなども普通に機能するストラダーレ仕様に生まれ変わった。

メーターまわり

アルファ特有の砲弾型メーターに表示されるオドメーターはまだ25,500kmほど。そもそもこれだけ低走行の147GTAもほとんど見なくなり、それだけでも希少な存在だ。ちなみに、エンジン警告灯が時々点灯し、吸排気系を社外製に交換するとよく起きる症状のようだが、毎日通勤に使っていても特に走りに影響は無かったので、あまり気にすることは無さそうだ。

センターコンソール

左から油圧計・油温計・水温計とマウントされた3連メーターがレーシー。同社のデータロガーも備わる。

天井

鉄板剥き出しだった天井も今はきちんとクロスが張り巡らされている。もちろん、垂れや破れはない。

リヤハッチ

ノーマルのままのリヤハッチ。ダンパー抜けもない。

トランクルーム

トランクルームのみレースカーの時のストリップダウン時の面影がやや残っているが、キレイに保たれている。

ドア

サイドからの追突時の緩衝剤としてドアの内張りは生きたまま。ドア落ちなどはない。

運転席

アルファロメオの紋章入りのスパルコ製のフルバケットシートがドライバー側に備わる。サイドサポートに破れがあるが、まだまだ使えそうだ。ちなみに、パッセンジャー側はレカロ製のセミバケットシートとなる。

リヤ空間

2シーター登録なので実際は座ることはできないが、ちょっとした荷物が積めるようにリヤシートも元に戻した。それに伴い、サイドクロスやフロアカーペットもノーマルに戻している。

オーディオ

ストラダーレ仕様らしく、オーディオも復活したが、センターコンソール後方に1DINタイプのデッキをマウントしている。

書類系

記録簿や取扱説明書など、書類系はほぼ揃っている。

アルファサウンド

ストリート仕様でもレースカーさながらのアルファサウンドをご確認いただきたい。

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以上の掲載内容は、弊社が編集・制作したものです。ナンバープレートや車体番号など、個人を特定できるような被写体や情報は意図的に伏せてあります。また、整備履歴、修復歴などに関しては、弊社で裏付けを取ったものではありません。また、本サイトに記されてる走行距離は、成約時には多少伸びております。あらかじめご了承ください。