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Porsche 911 GT3 Cup Race Car


997/2006年式/ドイツ

正規ディーラー物のコンプリートレーシングカーでRRドライブを極める

完全なるポルシェのレーシングカー『Cup』が登録された。
996型より登場したCupカーは、997型になってスタイリング及びスペック共に更なる進化を遂げた高い人気を誇るモデルである。
 

996型のそれまでのティアードロップ型ヘッドライトに特徴づけられた流線的なフォルムから、997型からは993型までのお馴染みのマスクに復活したと共に、よりメリハリのあるボリューミーなフォルムになったことで、ポルシェ人気が再燃したことは記憶に新しい。
 
それに加え、ポルシェの歴史を大きく変えたエンジンの水冷化に関して、GT3だけは空冷時代の993GT2やGT3RSR等のレーシングモデルと同じ、通称『GT1クランクケース』タイプと言われる高剛性・高回転型の縦割りクランクケースで構成された水冷フラット6を搭載。
 
また、997 GT3 Cupになって、トランスミッションがそれまでのHパターンからドグタイプの6段シーケンシャルに変わった他、溶接式のロールケージやセンターロック式ホイール、大幅な軽量化など、996型までの市販車ベースのレース仕様ではなく、ほぼ全てがレース専用部品で構成され、純レーシングカーとして製作された本格モデルなのである。
 
更に997 GT3 Cupは、2005年〜2007年までの初期型から、2008年〜2009年までの中期型、2010年〜2011年までの後期型と3つのモデルに分かれるが、今回登録されたのは2006年モデルの初期型。
 
パワーやスタビリティ性能は最終型に分があるが、扱いやすいパワーにコントロールしやすい操舵感、そして新車価格1800万円以上のメーカー純正のコンプリートレーシングカーが、初期型ではかなりお買い得なプライスタグを掲げている点に大きな魅力を感じる。
 
ワンメイクレースの最高峰であるポルシェカレラカップジャパンやポルシェGT3カップチャレンジなどを活躍の場として走行してきた本車両は、2014年より始まった『SUPER CAR RACE』に参戦。フェラーリ458チャレンジやメルセデスベンツSLS AMG GT3、アストンマーチンV8 Vantage GT4等、世界のスーパーカーと共に全10戦を戦い、カップカークラスの『カテゴリーII』では常に上位入賞を果たした戦闘力の高い個体だ。
 
最新のポルシェが最良のポルシェとは良く言われるが、ことCupに関してはトラクションコントロールもなく、ABSすら装備していない、真のドライビングスキルを問われるマシンではあるが、スキルが上がれば上がるほどRR特有の挙動を感じながら真のドライビングプレジャーを味わう事ができるマシンでもある。そんな魅力的なマシンで真のポルシェ乗りを目指してみてはいかがだろうか。
 

■外装

スポンサーデカールが所狭しと貼られたボディは、サイドバイサイドやテールトゥノーズによる擦り傷は多少あるものの、大きく目立つようなキズや凹みは無い。

■内装

大きく上に伸びたシーケンシャルシフトノブや整然とマウントされた機能パーツはレーシングカーならでは。使用感はあるが、埃っぽさや油っぽさは無い。

■総評

ステルス戦闘機のような淡いグレーでラッピングされた997 GT3 Cup。地を這うような低いポジションとマッシブに隆起したサイドフォルムがレーシングカーたる雰囲気を増幅させている。しかしながら、キーを捻ればぐずることもなく一発で始動する様はさすが正規ディーラー物の成せる技。もちろん、常にフルメンテナンスをかけられ、最良の状態が保たれているという事もあるが、戦闘力・耐久性・メンテナンス性など、トータルバランスに優れた車両としては他のレーシングカーと比べると群を抜いて高いと言える。躊躇せず思う存分振り回して走れる唯一の個体であろう。
 

売約済み

年式

2006年式

走行距離

16000km

ミッション

6速シーケンシャルドグタイプ

車検

現在色

ライトグレー&ホワイト

元色

ホワイト

排気量

3598cc

ハンドル位置

乗車定員

1名

車体寸法

ー/ー/ー(mm)

車両重量

1120kg

駆動方式

RR

使用燃料

無鉛プレミアムガソリン

装備

入手経路

正規新車

車両形式

997

車体番号

076(下3ケタ)

エンジン形式

エンジン番号

メーター交換

なし

エアバッグ

修復歴

なし

オーナー数

複数オーナー

記録簿

なし

取扱説明書

あり

自動車税

リサイクル券

現所在地

神奈川県

保管方法

屋内


タイヤ

YOKOHAMA ADVANスリック

前:250/640R18 後:280/680R18

初走行:ー

ホイール

BBS センターロック式3ピースアルミホイール

リム径 前:ーJ  後:J

オフセット 前:ーmm 後:mm

PCD ー

ブレ-キパッド

WINMAX

残厚 前:ー% 後:ー%

ブレ-キロ-タ-

純正(ドリルドタイプ)

ブレ-キキャリパ-

F:純正(brembo 6pot) R:純正(brembo 4pot)

ダンパー

純正(SACHS製)

スプリング

純正(H&R製)

バネレート:前:ーkg 後:ーkg

自由長:前:ーinch 後:ーinch

スタビ

純正

パイプ径 前:φーmm 後:φーmm

クラッチ

純正

フライホイ-ル

純正

ミッション

純正(2010年モデル)

レシオ:ー

ファイナルギア

純正

レシオ:ー

LSD

純正

イニシャルトルク:

エアクリ-ナ-

純正

エキマニ

純正

触媒

サイレンサー

純正

プラグ

純正

プラグコ-ド

純正

ラジエター

純正

オイルクーラー

純正

マウント・ブッシュ

サス:純正

エンジン:純正

デフ:純正

ミッション:純正

メンバ-・ロッド

純正

ドライブシャフト

純正

タワーバー

アンダーコート

ロ-ルケ-ジ

純正

ボディ補強

シート

Race Tec

ハーネス

エアロ・カウル

純正

消火器

あり

使用期限:ー

点検検査日:ー

燃料タンク

純正

使用期限:ー

容量:ー L

その他


エンジン

純正

補機類・ECU

純正

競技歴

■ポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)2006〜2007年参戦

■ポルシェGT3カップチャレンジ(GT3CC)参戦

■スーパーカーレース(SCR):カテゴリーII シリーズ2位

コンディション

エンジン:良好(新車から3000km後にエンジンOH、ファンベルト2014年2月新品交換

駆動系:良好(ミッション2014年3月新品交換、クラッチ2014年5月新品交換

シャーシ:良好(ドライブシャフト2014年3月新品交換)

電装系:良好(スターター2014年2月新品交換)

足回り:良好(ブレーキ2014年2月OH)

その他:ー

直近の走行時期:2014年8月

点検時期:2014年8月

スペアパーツ

エンジン:ー

ミッション:ー

シャーシ:ー

電装系:ー

タイヤ:数セット

ホイール:数セット

その他:

アピールポイント

■2006年式

■国内デリバリー18台限定

■メンテナンス済み

■動態保存

気になるポイント

※写真を クリックすると拡大します。

エクステリア

2014年参戦モデル

本車両は2014年のスーパーカーレースに参戦していた現役モデル。最終ラウンドを終えてシリーズ2位という好成績を経て売却の運びとなったが、痛々しいようなキズ跡は見当たらず、むしろキレイな状態で保たれている。グレーのラッピングやスポンサーデカールはもちろん剥がせる。

斜め後ろ

997になってサイドの抑揚感が増し、よりマッシブになった。

フロントマスク

ノーマル然としたフロントマスク。ただし、かなり車高が低められているので、リップスポイラーは簡単に脱着可能。

リヤビュー

ダックテールにウイングが股がった状態のリヤビュー。ポルシェらしいボリューミーなフェンダーラインが美しい。

サイドフォルム

限界まで下げられた車高によって、ストリートモデルとは一線を画すサイドフォルム。

フロントまわり

無数の飛び石キズなどでダメージが分かりやすいフロントまわりだが、比較的キレイな状態だ。

ボンネット

ラッピングされたボンネット。歪みや凹みは無い。

フロントウィンドウ

多少の飛び石キズはあるが、大きなダメージになりそうなものは無い。

リヤウイング

角度調整可能な巨大なリヤウイング。

リヤウィンドウ

サイドウィンドウ同様に、軽量なアクリル製になっている。ヒビなどもなく、クリアな視界が保たれている。

ルーフ

歪みや色褪せも無いルーフ。無線等で開けられるような穴も無い。

タイヤ&ホイール

タイヤはYOKOHAMA ADVANスリックで、サイズはフロントが250/640R18、リヤが280/680R18。ホイールはBBS製のセンターロックタイプ。若干のガリキズやクリアハゲはあるものの、総じてキレイな状態。キャリパーやローターは純正。

マフラー

空冷時代を彷彿させる乾いた感じながらもウェットでずっしりとした咆哮を奏でるマフラー。出口付近の熱による歪みは定番の症状。

下まわり

両バンクから伸びるエキゾーストマニホールドが印象的な下まわり。特にオイリーな感じや大きくヒットした跡は無い。

エンジン・トランクルーム

エンジンフード

軽量なカーボン製のエンジンフード。

エンジンユニット

GT1譲りの水冷3.6リッター水平対向6気筒の高回転型“フラット6”は、最高出力400ps/7300rpm、最大トルク40.8kgm/6500rpmを発する。まだ一度もオーバーホールはしてなさそうだが、現在1万5000キロほど走行し、これまでのフルメンテナンス体制により、現状でもぐずる事なく一発でエンジンは目覚め、アイドリングも安定傾向。吹け上がり方も鋭く一気に回り、荒々しくも調律の整ったポルシェサウンドを奏でる。

ボンネット裏

特に気になるようなシミや凹みもない。

ボンネット内

ボンネット内はブレーキリザーバータンクやエアジャッキ等が備わる。

インテリア

車内全景

エアコンダクトのわずかなトリム以外はCup専用のレーシングカー然とした内装。使用感はあるがホコリっぽさや油っぽさはほとんど無い。

メーターまわり

MOTEC製のマルチファンクションメーターが鎮座するメーターまわり。ドット抜けもなく視認性は良好。

ドア

カーボン製ドアとアクリル製のウインドウで、開閉は超軽量。

シート

シートはRaceTechのフルバケットタイプ。ハーネスと共に使用感は多少あるが、まだまだ使えそうだ。

ABCペダル

アクセルのみオルガン式のABCペダル。シーケンシャルミッションのクラッチはレース部品らしくかなり重め。

リヤ空間

溶接留めされたロールケージでガッチリと囲まれたリヤ空間。ホコリっぽさはなくクリーンな印象。車載カメラKitと無線装置は除外対象となる。

天井

特に凹凸や穴もない天井。

スペアタイヤ

中古のドライ用とウェット用のタイヤが数セット付属する。

その他パーツ

中古のドライブシャフトやブレーキパッド等も付属する。ただし、スーパーカーレース本戦で酷使したものなので、おまけ程度とお考えいただきたい。

エンジン始動〜ブリッピング音

レーシング水冷フラット6のカミソリのように鋭いレスポンシブルなポルシェサウンドを確認いただきたい。

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以上の掲載内容は、弊社が編集・制作したものです。ナンバープレートや車体番号など、個人を特定できるような被写体や情報は意図的に伏せてあります。また、整備履歴、修復歴などに関しては、弊社で裏付けを取ったものではありません。また、本サイトに記されてる走行距離は、成約時には多少伸びております。あらかじめご了承ください。