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Mercedes Benz 500E Porsche Line


W124/1993年式/ドイツ

ポルシェチューンのメルセデス純正モンスターサルーン登場!

90年代を代表する自動車メーカーの手本となったスポーツサルーン、そして当時のメルセデスのフラッグシップモデルでもある500Eが登録された。
 

1990年にモンディアル・ド・ロトモビルでリリースされた500Eは、4ドア版の500SLを開発すべく、W124をベースにポルシェ959と共通のツッフェンハウゼン工場ラインを使い、ポルシェバイザッハ研究所のチューニングエッセンスとSLやEクラスなどの上位モデルのテクノロジーを多数採用するなどして大幅な変更を施し、SL(R129)用119型5リッターV8を搭載。『絹のような乗り心地に炎のような走り』と称され、メルセデス純正”のモンスターマシンが1991年に誕生した。
 
一日12台という限りなくハンドメイドの少量生産体制ながらも、1993年に純メルセデス製となった後期型がリリースされてから1995年までラインオフされた500Eはトータルで1万台強を生産。そのうち1000台強が1992年より正規輸入された。よって、国内正規ディーラー車のポルシェラインは1992年モデルのみということになり、未だにコレクターズアイテムとして人気が高い。
 
今回登録されたのは、もちろん前期92モデルのポルシェラインとなる。
 
改造モデルが多い中、本個体は完全オリジナルを保っている。距離こそ多めだが、記録簿もほぼ揃っており、消耗品や経年劣化しているものはほぼ交換されているので、妙に低走行の92モデルよりも今後のトラブルは起きにくいと思われる。
 
もちろん、930ターボのリヤフェンダーをフロントに移植したようなワイドでありながら全長を抑えたコンパクトなフォルムや、絶妙なセッティングで軽快感のあるフットワーク、SL譲りのスポーティーでトルキーなエンジン、それを受け止める高剛性なシャーシは20年以上経った現在でも健在だ。
 
歴代メルセデスの中でも唯一ポルシェの血統を持った名車と言えるスーパースポーツサルーンで所有欲を満たしてみてはいかがだろうか。
 

■外装

300E等のミディアムクラスのW124型よりも55mmもワイドになっているフォルムは今見ても結構な迫力を感じる。年式相応に小キズや凹みやあるが、目立つような大きなものはなく、塗装の退けも少なめで全体的にパリッと仕上がっている。

■内装

ウォールナットウッドが奢られたウッドパネルや、本革とファブリックのコンビシートが目に付く内装は、大きく傷んだ箇所も無く、簡単なクリーニングで今後も十分に使用に耐え得るクォリティだ。

■総評

フロントのワイドトレッド化によってコークボトルのような絞りの利いたスタイリングは未だに押し出し感タップリのスペシャル感を伴う。しかも、本車両は希少な国内正規ディーラー物のポルシェライン。これまでフルメンテナンスが施されながら現在までオリジナルのまま当時のコンディションを維持されてきた貴重な個体だ。贅が尽くされた旧き良きメルセデスらしさも楽しめる本車両で、『ファイヤー&シルク』を存分に味わってみてはいかがだろうか。
 

売約済み

年式

1993年式(1992年モデル)

走行距離

262,000km

ミッション

4速AT

車検

平成30年7月

現在色

パールグレー(カタログイメージカラー)

元色

排気量

4,973cc

ハンドル位置

乗車定員

4名

車体寸法

4755/1795/1410(mm)

車両重量

1720kg

駆動方式

FR

使用燃料

無鉛プレミアムガソリン

装備

フル装備

入手経路

正規新車

車両型式

W124

車体番号

403(下3ケタ)

エンジン形式

M119

エンジン番号

メーター交換

なし

エアバッグ

あり

修復歴

なし

オーナー数

3オーナー

記録簿

あり

取扱説明書

あり

自動車税

済み

リサイクル券

済み

現所在地

茨城県

保管方法

屋内


タイヤ

MICHELIN PRIMACY HP

前:225/55R16 後:225/55R16

初走行:ー

ホイール

純正

リム径 前:8.0J  後:8.0J

オフセット 前:34mm 後:34mm

PCD ー

ブレ-キパッド

純正

残厚 前:ー% 後:ー%

ブレ-キロ-タ-

純正

ブレ-キキャリパ-

F:純正 R:純正

ダンパー

純正

スプリング

純正

バネレート:前:ーkg 後:ーkg

自由長:前:ーinch 後:ーinch

スタビ

純正

パイプ径 前:φーmm 後:φーmm

クラッチ

純正

フライホイ-ル

純正

ミッション

純正

レシオ:ー

ファイナルギア

純正

レシオ:ー

LSD

純正

イニシャルトルク:

エアクリ-ナ-

純正

エキマニ

純正

触媒

純正

サイレンサー

純正

プラグ

純正

プラグコ-ド

純正

ラジエター

純正

オイルクーラー

純正

マウント・ブッシュ

サス:純正

エンジン:純正

デフ:純正

ミッション:純正

メンバ-・ロッド

純正

ドライブシャフト

純正

タワーバー

アンダーコート

純正

ロ-ルケ-ジ

純正

ボディ補強

シート

純正

ハーネス

純正

エアロ・カウル

純正

消火器

使用期限:ー

点検検査日:ー

燃料タンク

純正

使用期限:ー

容量:ー L

その他


エンジン

純正

補機類・ECU

純正

競技歴 

コンディション

エンジン:良好

駆動系:良好

シャーシ:良好

電装系:良好

足回り:良好

その他:ー

直近の走行時期:2015年6月

点検時期:2014年7月

【過去10年程度の主な整備履歴(一部抜粋)】

■H18.7月(19.85km):エアクリーナー、トランスミッションホース、右ヘッドライトレンズ交換

■H20.7月(21.53km):パワーステアリングフルード、プラグコード、デストリビューターキャップ、エアークリーナー、ラジエターリザーバータンク、レベルゲージ、F&Rショックアブソーバー、Fブレーキパッド、ブレーキホース、クランクセンサー、アキュームレーター、エアークリーナーマウント交換

H22.7月(23.25km):パワステポンプ&ホース、デストリビューター、Rサスロアアーム、F左右ハブベアリンング、左右タペットパッキン、左右対ロッドエンド、テンショナーロッド、ベルトテンショナー、ステアリングダンパー交換

H24.7月(24.95km):パワーステアリングホース、ブレーキパッド&ローター、ATF、ブッシュ交換

■H26.7月(25.65km):ワイパーブレード、ブレーキフルード、エンジンオイル&フィルター交換

■H27.9月(26.25km)サーモスタット、デスビローターキャップ交換(H27.10月追記)

メンテナンスは基本的に車検時にしっかり行い、その間はこまめにオイル交換というサイクル。

※新車時より現在まで同じヤナセディーラーにてメンテナンス。

スペアパーツ

エンジン:ー

ミッション:ー

シャーシ:ー

電装系:ー

タイヤ:

ホイール:

その他:

アピールポイント

■1992年式ポルシェライン

■ヤナセ正規ディーラー車

■ほぼ1オーナー物

■フルオリジナル

■程度良好

■メンテナンス済み

■即走行可能

気になるポイント

※写真を クリックすると拡大します。

■エクステリア

炎の情熱と絹の優美

シルバーやブラックが多い中、ブルーグレーのような品のある500Eのイメージカラーを纏った本車両は、フルオリジナルの国内ディーラー車でポルシェラインという超希少車。その時のスピリットが後にメルセデスの一部門となったAMGに引き継がれる事となった異色の車両だが、当時のメルセデス特有の圧倒的なボディ剛性と全てを置き去りにするようなダイナミックで正確無比なドライバビリティは今現在でも“感動”を与えてくれる。

斜め後ろ

映画『TAXI』に起用され、カーチェイスを繰り広げたことでも知られる500Eは、通常のW124との外見上の違いがエンブレムやフロントバンパー下のプロジェクターフォグランプ等、数カ所ほどではあるものの、現車を目の前にすれば大きく広がったワイドフェンダーによってその存在感に圧倒される。

フロントマスク

オーバーフェンダーに加え、フォグランプ内蔵のフロントエアダムを備えた押し出し感のあるフロントマスク。レンズカットも通常のW124とは異なる。

リヤビュー

フロントと比較すると大人しめのリヤビュー。シンプルで飽きのこないスタイルはW124の本来の姿とも言える。

サイドフォルム

サイドフォルムだけ見て、誰がこの車両をモンスターマシンと気付くだろうか。まさに羊の皮を被った狼的セダンだ。

フロントまわり

メッキグリルの剥がれが若干あるものの、目立つようなキズや凹みもないフロントまわり。

ボンネット

歪みや凹みはもちろん、塗装の退けも見られないキレイなボンネット。

フロントウィンドウ

目立つような飛び石キズもない立ち気味のフロントウィンドウ。

トランクリッド

ボクシーなプレスラインが美しいトランクリッド。

リヤまわり

エンブレムでしか識別できないW124と基本的に同じリヤまわり。

ルーフ

クリアも十分残っており、艶のあるキレイなルーフ。サンルーフももちろん稼働する。

タイヤ&ホイール

タイヤはMICHELIN PRIMACY HPで、サイズはフロント・リヤ共に225/55R16。ホイールは純正。多少のガリキズはあるが、年式の割にはキレイだ。ちなみに、ブレーキもエンジン同様にSLから流用した300mmのベンチレーテッドディスクと、4ポッドキャリパーを前輪に装備。強烈かつ剛性感のあるストッピングパワーを得ている。

マフラー

大排気量車らしからぬ雑味の無いベーシックなサウンドを奏でる純正マフラー。

下まわり

アンダーカバーに覆われ、フラットな下まわり。特に目に付く箇所は無かった。

■エンジン・トランクルーム

ボンネット

年季の入ったインシュレーターが貼られたボンネット裏。

エンジンユニット

500SL(R129)や500SEL(W140)などにも搭載されたM119型と呼ばれるV型8気筒DOHC32バルブ4,973ccエンジンは、バリアブル・バルブタイミング機構を採用する等で最高出力330PS/5,700rpm、最大トルク50kgm/3,900rpmを発生する。軽い車重と低いギアレシオにより、500SLを凌ぐ俊足ぶりを発揮した。ちなみに、WSPC(世界スポーツプロトタイプカー選手権)や、ル・マン24時間レースで圧倒的勝利を得たザウバー・メルセデスC9に搭載されたツインターボV8には、M119型のエンジンブロックがそのまま使われたと言われている。

トランクリッド裏

通常のW124と同じトランクリッド裏。

トランク内

トランク内も通常のW124と同じで、モンスターマシンながらも荷物は常識的な量を積めそうだ。

■インテリア

車内全景

フルレザーの真っ黒な内装かと思いきや、格子柄のファブリックとレザーのコンビシートにウォールナットのウッドパネルが配された車内は、意外にもモンスター感バリバリというよりは、むしろポップで爽やかな印象さえ感じる。これが本来の仕様だと言うのだから驚きだ。

メーターまわり

260km/hまで刻まれたスピードメーターがそのポテンシャルを物語っているメーターまわり。現在3オーナー目だが、ほぼ1オーナー目の方が新車で購入して以来、オドメーターの積算距離の90%以上を走行しており、しかも偶然にも現オーナーまで同じ店舗のディーラーで定期的に整備をしっかり行っていたので、調子は現在もすこぶる良く、とても20万キロオーバーの個体とは思えない。ナンバープレートも1993年の初年度登録時のまま、33ナンバーで引き継がれている。

ドア

いかにも気密性の高そうな開閉音を出す高剛性なドア。

運転席側シート

乗り降りでヤツレがちなサイドサポートに多少のシワはあるものの、ヤブレや色落ちなどもなく、リペアの必要も無さそうなクォリティのRECAROベースの純正ドライバーズシート。

助手席側シート

更にキレイに保たれているオリジナルのパッセンジャーズシート。

ペダル類

ぶら下がり式のオーソドックスなペダル類。足下のカーペットも比較的キレイに保たれている。

センターコンソール

ウォールナットのウッドパネルで構成されたセンターコンソールは、小物入れのロックが効かなかったり、経年劣化によるヒビやワレは散見されるものの、ちょっとした事なのでまだまだ使用に耐え得る状態だ。ちなみに、ハーマン・カードン以前に存在したハーマン・ベッカー製のオーディオも純正品として装備している。

ダッシュボード

亀裂やヒビ割れ、ウキなども無いキレイなダッシュボード。

リヤシート

通常のW124と違い、大容量化した触媒と排気管を納めるためにフロアトンネルが拡大され、そのためにリヤは2名乗車となった。殆ど使用感は無く、あんこもフッカフカだ。

天井

年式相応の風合いで、アシストグリップあたりが若干ウキがあるものの、目障りとなるほどの垂れや破れは無い。

付属書類

取扱説明書や整備手帳などの純正書類が付属する。

エンジン始動〜ブリッピング

大排気量ながらもレスポンシブルなサウンドをご確認いただきたい。

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以上の掲載内容は、弊社が編集・制作したものです。ナンバープレートや車体番号など、個人を特定できるような被写体や情報は意図的に伏せてあります。また、整備履歴、修復歴などに関しては、弊社で裏付けを取ったものではありません。また、本サイトに記されてる走行距離は、成約時には多少伸びております。あらかじめご了承ください。