
ヒストリックカーの定番をフルレストア済みの個体で楽しむ
ロータス・スーパーセブンは「ロータス・マーク6」の流れを汲むチューブラーフレームにアルミ外板を貼ったセミモノコック構造採用の、オープンホイール・クラブマンレーサーである。
1957年秋のロンドンショーで、斬新なFRPモノコックシャシーを持つ「ロータス・エリート」と同時に発表され、自動車メーカーとして第一歩を踏み出したロータスの屋台骨を支えるヒット作となった。
余分な装備を廃した車体は近年のものでも600kg程度、最初期のシリーズ1なら350~450kg程度と非常に軽量だ。シンプルな構造、低い着座位置、サイドマフラーの排気音と軽快な走りなど、クルマの本来の魅力に溢れた一台だ。
1960年、セブンはフレームが再設計、リヤサスペンションがモディファイされ、従来15インチだったホイール径を13インチに縮小したシリーズ2に進化した。ボディワークにも変更が加えられ、マーク6以来ボディパネルと同様にアルミ製だったノーズカウルや前後のフェンダーはすべてFRP製に置き換えられ、丸みを帯びたボディラインとなった。
エンジンは、シリーズ2でも数種のタイプ、チューンが選択可能だったが、シリーズ1時代に搭載されたフォード100Eサイドバルブ1172ccは116E・OHV1498ccにスープアップ、BMC・Aタイプユニットも1098ccバージョンが追加された。
これらとは別に、フォード109Eを85psに、116Eを95psにそれぞれチューンアップした高性能バージョン、スーパーセブンも設定されていた。ほかのロータスの例に漏れず、完成車だけでなく、税制上の利点やユーザーの造る楽しみといった観点から、キットカーとしても販売され、高い人気を誇っていた。
足まわりは、スタビライザー兼用のダブルウィッシュボーンによるフロントサスペンションと、Aアームの一点で前後・左右・回転の3方向の力を支えるリヤサスペンションが特徴的で、これにより部品点数の削減によるコストダウンと軽量化が図られていた。当時のタイヤの性能から見ればこれでも充分な強度があり、必要以上の強度を持たせることによる重量増加を嫌う、ロータス創業者コーリン・チャップマン(Anthony Colin Bruce Chapman、1928~1982年)の思想が伺える秀逸な設計である。
長いフロントボンネットの中にエンジンを積み、ドライバーは一番後ろに座るというスタイルは1930年代から1950年代のレーシングカーのスタイル。メーカーはケータハムに変わった今日でも、ずっとこのスタイルのまま生産が続いている。
このスーパーセブンは現オーナー様が30年前に中古並行で購入した1台。長い歳月をかけてコツコツとフルレストアをしてきたが、車両の入れ替えのために今回売却の意向となった。
詳細は以下のコンテンツにてご確認いただきたい。
外観
シリーズ2のボディをまとったロータス・スーパーセブン。レーシングフォーミュラに限りなく近いそのカタチは、乗り込んだだけでも期待を裏切らないタイトで低い非日常的な空間だ。
内装
余計なものが極力排された車内は走りに特化したものだけが装備される。赤いインストルゥメントパネルがタイトで低いドライビングポジションと相まって、ドライバーのスポーツマインドを刺激する。
走行フィーリング
まるでバイクのようにハイレスポンスなエンジン、そして限りなく低い着座位置とクイックな動き。どんなクルマも真似できないこのフィールが、ロータス・スーパーセブン独自の世界感を作り上げている。
総評
英国ライトウエイトスポーツを体現したようなロータス・スーパーセブン。誰もが振り返るそのクラシカルな佇まいが魅力のひとつ。しかし、真の魅力はクルマとしてのプリミティブさにあると言っていいだろう。ムダなものをそぎ落とした装備や独特のドライビングポジション、鋭いハンドリングや力強いエキゾーストは風となって走る楽しさを思い出させてくれる。
売約済み
年式 | 1966年式 |
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走行距離 | 不明 |
ミッション | 4MT |
車検 | 検切れ |
現在色 | ブリティッシュレーシンググリーン |
元色 | 不明 |
排気量 | 1500cc |
ハンドル位置 | 右 |
乗車定員 | 2名 |
車体寸法 | 不明 |
車両重量 | 不明 |
駆動方式 | FR |
使用燃料 | レギュラーガソリン |
装備 | ヒーター |
燃料タンク容量 | 不明 |
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車体番号 | 不明 |
車両形式 | 不明 |
入手経路 | 中古並行 |
メーター交換 | 不明 |
エアバッグ | 無し |
修復歴 | 不明 |
オーナー数 | 国内1オーナー |
記録簿 | 不明 |
取扱説明書 | 不明 |
自動車税 | 検切れのため未払い |
リサイクル券 | 検切れのため未払い |
現所在地 | 埼玉県 |
保管方法 | 屋内 |
タイヤ | ダンロップSP7 前後145/70/SR13 7分山 |
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ホイール | 純正スチール風レプリカアルミ13インチ |
ブレ-キパッド | ノーマル |
ブレ-キロ-タ- | ノーマル |
サス仕様 | ノーマル |
ダンパー | ネジ式車高調整式 |
スプリング | ノーマル |
スタビ | ノーマル |
クラッチ | ノーマル |
ギアレシオ | ノーマル |
ファイナルギア | ノーマル |
LSD | ノーマル |
エキマニ | HOLBAY |
触媒 | 無し |
サイレンサー | ワンオフ |
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プラグ | ノーマル |
プラグコ-ド | ノーマル |
ラジエター | ノーマル |
ブッシュ類 | ノーマル |
ドライブシャフト | ノーマル |
タワーバー | ノーマル |
アンダーコート | 有り |
ロールバー | 無し |
フレーム修復歴 | 不明 |
ボディ補強 | 無し |
シート | ノーマル |
ハーネス | サベルト |
エアロ | 無し |
消火器 | ー |
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燃料タンク | ー |
メンテナンスガレージ | ー |
エンジンチューン | ポート研磨・ヘッド加工 |
補器類・ECU変更 | ウェーバーキャブ2連装 |
競技歴 | ー |
パーツの状態確認 | エンジン:ー ミッション:ー シャーシ:ー 電装系:ー その他:ー 走行時期:ー 点検時期:ー |
スペアパーツ | エンジン:ー ミッション:ー シャーシ:ー 電装系:ー タイヤ:ー ホイール:ー |
アピールポイント | 35年前に中古並行で購入した個体をフルレストアしました。なので絶好調です。 |
気になるポイント | ー |
エクステリア
エンジン・トランクルーム
インテリア
その他
以上の掲載内容は、弊社が編集・制作したものです。ナンバープレートや車体番号など、個人を特定できるような被写体や情報は意図的に伏せてあります。また、整備履歴、修復歴などに関しては、弊社で裏付けを取ったものではありません。また、本サイトに記されてる走行距離は、成約時には多少伸びております。あらかじめご了承ください。