カーボンモノコックの最終型FT30
フォーミュラ・トヨタ(FT)は、かつてトヨタ自動車が主催していたレースカテゴリー。F3とFJ1600の中間に位置した、国内初のワンメイクフォーミュラとして1990年からスタートした。
フォーミュラ・トヨタのレギュレーションでは、シャシーやエンジン、タイヤをすべて共通とし、パーツも指定されたものしか使用できないようになっている。しかし、マシンの調整幅は広く、ドライバーはメカニックとのコミュニケーションを通じてセッティングを学ぶことができた。ドライビングテクニックはもちろんのこと、マシンを常にベストコンディションにしておくことも学べるように配慮されており、マシンのハード的なイコールコンディション化に伴うコストの削減とともに、ドライバーのソフト的な面で差がつくようなシステムとなっているレースカテゴリーである。
エンジンはハチロクなどでおなじみの4A-G型で、最大出力170psの1.6リッター直列4気筒DOHC。N1レベルのファインチューンが施されたドライサンプエンジンが搭載された。シャシーはクラッシュ時の安全性向上を目的に、2002年登場のFT30からジュニア・フォーミュラながらもカーボンモノコックが採用された。前後のウイングもイコールコンディションを保つため、同一の仕様に制限されている。トランスミッションはヒューランド製のHパターン4速ミッションで、FT30からはF3など同様にLSDが搭載されるようになった。タイヤはブリヂストンのフォーミュラ・トヨタ専用のスリックタイヤが採用されていた。
また、フォーミュラ・トヨタでシリーズチャンピオン、もしくはそれに匹敵する活躍をしたドライバーには、スカラシップとして全日本F3もしくは海外レースへのステップアップの道が用意されていた。フォーミュラ・トヨタ出身のドライバーとしては、高木虎之介、片岡龍也、立川祐路、平中克幸、平手晃平をはじめ、中嶋一貴、小林可夢偉など、F1へステップアップした有名ドライバーが名を連ねている。
しかし、ドライバー育成カテゴリーとしての性格は、2006年より発足したフォーミュラ・チャレンジ・ジャパン(FCJ)に統合されたことなどから、2007年をもって休止された。
現在では、関谷正徳が校長を務めるフォーミュラトヨタレーシングスクール(FTRS)でフォーミュラ・トヨタのシャシー・エンジンが活用されている。
現オーナーは、フォーミュラ・トヨタシリーズが休止した後の2008年に入手した最終型のFT30で、鈴鹿サーキットにて1度スポーツ走行をしただけで、その後は屋内保管されていた極上車両である。しかも、カラーナンバー322のフェラーリレッドにペイントされ、非常にキレイな状態。もちろん、油脂類の充填・交換とタイヤ交換をすれば、即走行が可能だ。
フォーミュラカーのスポーツ走行用車両やドライビングテクニックのトレーニング用としても最適のこの車両。ぜひこの機会にスペシャルプライスで入手していただきたい。
■外装
フェラーリレッドでオールペンされた最終型カーボンモノコックのフォーミュラ・トヨタ。現オーナーの参戦歴はなく、スポーツ走行を1度したのみの極上車両。メンテナンスもしっかり行き届いており、即走行可能だ。もちろん、大きなキズやヘコミ・ヒビなどもない。
■内装
レーステックのステアリングのスレはやや目立つものの、内装全体は比較的キレイな状態。シートは現ドライバーの体型に合わせたもの。メーターやスイッチ類も作動する。
■総評
フォーミュラ・トヨタ・レーシングスクールでも採用されているように、ベーシックなエンジンとミッション、そして安全性の高いカーボンモノコックで、ドライビングスキルを学ぶにはもってこいのパッケージ。程度極上のまま格安で入手できる絶好の機会だ。
売約済み
| 年式 | 2003年式 |
|---|---|
| 走行距離 | 3000km |
| ミッション | 4速マニュアルトランスミッション |
| 車検 | ー |
| 現在色 | フェラーリロッソ(Color No.322) |
| 元色 | ー |
| 排気量 | 1587cc |
| ハンドル位置 | センター |
| 乗車定員 | 1名 |
| 車体寸法 | 4213×1596×1000(mm) |
| 車両重量 | 495kg |
| 駆動方式 | MR |
| 使用燃料 | ー |
| 装備 | ー |
| 燃料タンク容量 | 37L |
| 入手経路 | 中古 |
|---|---|
| 車両形式 | ー |
| 車体番号 | ー |
| エンジン形式 | 4A-G |
| エンジン番号 | ー |
| メーター交換 | ー |
| エアバッグ | なし |
| 修復歴 | なし |
| オーナー数 | 2オーナー |
| 記録簿 | ー |
| 取扱説明書 | ー |
| 自動車税 | ー |
| リサイクル券 | ー |
| 現所在地 | 三重県 |
| 保管方法 | 屋内 |
| タイヤ | 純正(BRIDGESTONE POTENZA 専用ラジアル・スリック) 前:160/530/R13 後:220/570/R13 初走行:ー |
|---|---|
| ホイール | 純正(WEDS SPORT) リム径 前:6.0J×13 後:8.0J×13 オフセット 前:ー 後:ー |
| ブレ-キパッド | 純正(ENDLESS) 残厚 前:ーmm 後:ーmm |
| ブレ-キロ-タ- | 純正(ソリッドディスク) |
| ブレ-キキャリパ- | 純正 前:AP Racing 後:AP Racing |
| サス仕様 | ー |
| ダンパー | 純正(カヤバ製) ネジ式車高調整ダンパーユニット |
| スプリング | 純正(BESTEX製) バネレート:前:ーlbs/inch 後:ーlbs/inch 自由長:前:ーinch 後:ーinch |
| スタビ | 純正 パイプ径 前:φーmm 後:φーmm |
| クラッチ | 純正 |
| ギアレシオ | 純正 レシオ:ー |
| ファイナルギア | 純正 レシオ:ー |
| LSD | 純正 |
| エキマニ | 純正 |
| 触媒 | 純正 |
| サイレンサー | 純正 |
|---|---|
| プラグ | 純正 |
| プラグコ-ド | 純正 |
| ラジエター | 純正 |
| ブッシュ類 | サス:純正 エンジン:純正 デフ:純正 ミッション:純正 |
| ドライブシャフト | 純正 |
| タワーバー | ー |
| アンダーコート | ー |
| ロールバー | 純正 |
| フレーム修復歴 | なし |
| ボディ補強 | ー |
| シート | 純正 |
| ハーネス | 純正 |
| エアロ・カウル | 純正 |
| 消火器 | 純正 使用期限:ー 点検検査日:ー |
| 燃料タンク | 純正 容量:ーL 使用期限:ー |
| メンテガレ-ジ | ー |
| エンジンチューン | 4AG-E(5バルブバージョン)をレギュレーション通りにチューニング |
|---|---|
| 補機類・ECU変更 | レギュレーション通り |
| 競技歴 | なし |
| パーツの状態確認 | エンジン:良好 ミッション:良好 シャーシ:良好 電装系:良好 その他:良好 走行時期:2年前 点検時期:走行毎 |
| スペアパーツ | エンジン:ー ミッション:ー シャーシ:ー 電装系:ー タイヤ:ウエット用1セット ホイール:ウエット用1セット |
| アピールポイント | フェラーリレッドにオールペン済み、フルメンテナンス済み、スポーツ走行1回のみの程度極上車両。カーボンモノコックの最終型FT30。即走行可能。 |
| 気になるポイント | ー |
エクステリア
エンジン・トランクルーム
インテリア
以上の掲載内容は、弊社が編集・制作したものです。ナンバープレートや車体番号など、個人を特定できるような被写体や情報は意図的に伏せてあります。また、整備履歴、修復歴などに関しては、弊社で裏付けを取ったものではありません。また、本サイトに記されてる走行距離は、成約時には多少伸びております。あらかじめご了承ください。