NISSAN STAGEA Autech Vertion 260RS Fulltune Spec.
強烈なカタパルトを秘めたスーパーGT-Rワゴン見参!
日産ステージア オーテックバージョン260RSが登録された。
「トップ オブ ザ ツーリングワゴン」の開発コンセプトを掲げて1997年にラインオフした260RSは、スバルレガシーや三菱レグナムなどの国産勢はもちろん、メルセデスベンツのステーションワゴンやボルボエステートワゴンなどの輸入車でも大ブレークを起こしていたワゴンブームの波に乗るべく、C34ローレルのシャーシをベースに、オーテックがR33GT-R搭載の多くの機能を移植。名機RB26エンジンはもちろん、アテーサET-SやアクティブLSD、電動スーパーハイキャスやブレンボ製ブレーキ、4輪マルチリンクサスペンションや3連メーター、そして260RS専用のボディ補強なども追加で施され、「トップ オブ ザ ツーリングワゴン」の名に相応しい、名実と共にハイスペックな機能を持ち合わせたファクトリー発のディーラーチューニングモデル、通称『GT-Rワゴン』が誕生した。
世界的に名高いGT-R、そのワゴン版としての珍しさも相まって、2001年までの5年弱で1,734台を生産。特に今回紹介する後期型に至ってはわずか748台という希少な生産台数に加え、既に20年以上経過した現在でも、昨今のJDMブームや25年ルール解禁、そして円安も追い風となって、海外流出と共に価格も高騰の一途を辿っている。
そんな中、400pオーバーのライトチューンR32GT-Rから新車で乗り換え、現在までに物足りない部分や付け足したい部分など、ほぼ全ての要望を詰め込んだGT-R以上のスーパーワゴンが売りに出された。
低速トルクを補うためのRB26改29エンジンを筆頭に、デュアル可変バルタイ、チタン製ワンオフフルエキゾースト、フルコン制御など、詳細は下記に譲るが、4ドアで荷物もたくさん積めて、1700kgちょっとの個体を鬼トルクでストレスフリーな加速感……というよりは、むしろフルチタンの快音と共に織りなす超絶痛快なカタパルト感とでも言えようか。それはゼロヨンで名を馳せた某チューナーならではのテイストに他ならない。
しかし、乗用車としての乗りやすさや実用性はそのままに、その秘められたパワーを維持すべく、純正部品や社外品を駆使して現在まで非常に高い次元でコンディショニングされている。
今回は、家庭の事情でやむなく手放すことを決心したようだが、走行距離が多少多めではあるものの、新車からほぼ全ての整備履歴を残し、ここまで精密に、しかも緻密に管理された個体も珍しいと言えるクォリティだ。
まさに走るステージを選ばない、それでいてどこでも快適で痛快な、ドラッガーの系譜を継ぐフルチューンステージアを、手に入れることができる最初で最後のステージかもしれない。
車両本体売買価格:8,490,000円 → ASK
年式 | 平成12年11月 |
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走行距離 | 145,000km |
ミッション | 5速MT |
車検 | R8年10月 |
現在色 | ソニックシルバーメタリック |
元色 | ー |
排気量 | 2,925cc |
ハンドル位置 | 右 |
乗車定員 | 5名 |
車体寸法 | 4880/1750/1510(mm) |
車両重量 | 1720kg |
駆動方式 | 4WD |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
装備 | フル装備 |
入手経路 | 国内正規ディーラー |
車両形式 | GF-WGNC34改 |
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車体番号 | 919(下3ケタ) |
エンジン形式 | RB26 |
エンジン番号 | ー |
メーター交換 | なし |
エアバッグ | あり |
修復歴 | なし |
オーナー数 | ワンオーナー |
記録簿 | あり |
取扱説明書 | あり |
自動車税 | 済み |
リサイクル券 | 済み |
現所在地 | 千葉県 |
保管方法 | 屋外 |
タイヤ | KENDA KAISER 前:245/40ZR18 後:245/40ZR18 製造年:2020年16週 |
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ホイール | RAYS VOLK RACING LE37 リム径 前:9.5J 後:9.5J インセット 前:+12mm 後:;12mm PCD ー |
ブレ-キパッド | F:純正(brembo) R:純正(brembo) 残厚 前:ー% 後:ー% |
ブレ-キロ-タ- | F:純正 R:純正 |
ブレ-キキャリパ- | F:純正(brembo) R:純正(brembo) |
ダンパー | F:ビルシュタイン(ワンオフ) R:ビルシュタイン(ワンオフ) |
スプリング | F:社外製 R:社外製 バネレート:前:ーkg 後:ーkg 自由長:前:ーmm 後:ーmm 内径 前:φー 後:φー |
スタビ | F:純正 R:純正 パイプ径 前:φーmm 後:φーmm バネレート 前:ー 後:ー |
クラッチ | HKS製LAツインプレート |
フライホイ-ル | 純正 |
ミッション | オートギャラリー横浜製690ミッション レシオ:1st:ー 2nd:ー 3rd:ー 4th:ー 5th:ー |
ファイナルギア | 純正 レシオ:ー |
LSD | 純正 イニシャルトルク:ーkg |
エアクリ-ナ- | ブリッツ製 |
エキマニ | 純正 |
触媒 | サード製スポーツ触媒 |
サイレンサー | ワンオフチタン(メイン80φ、出口120φ) |
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プラグ | トラスト製レーシング |
プラグコ-ド | HKS |
ラジエター | コーヨー製大容量タイプ |
オイルクーラー | HKS13段 |
マウント・ブッシュ | 純正 純正 純正 純正 |
メンバ-・ロッド | 純正 |
ドライブシャフト | 純正 |
タワーバー | 純正 |
アンダーコート | 純正 |
ロ-ルケ-ジ | 無し |
ボディ補強 | 純正 |
シート | 純正 |
ハーネス | 純正 |
エアロ・カウル | 純正 |
消火器 | 無し 使用期限:ー 点検検査日:ー |
燃料タンク | 純正 使用期限:ー 容量:ーL |
その他 | ガナドールエアロミラー ドルフィンフロントグリル
HKS クランクダンパープーリー
HKS クランクアングルセンサー
HKS レーシングコイル
BLITZ デュアルSBC など |
エンジン |
RD28クランクシャフト RB29専用H断面コンロッド RB29専用ガスケット レイマックス製ハイカムシャフト(264度) RB25純正NVCS(吸気側) など |
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補機類・ECU | HKS GT-SSタービン×2 HKS F-CON V Pro 現車セッティング トラスト 3層インタークーラー ニスモ N1オイルポンプ 900ccインジェクター など |
競技歴 | 無し |
コンディション | エンジン:良好(2025年7月完成) 駆動系:良好(2025年7月完成) シャーシ:良好 電装系:良好 足回り:良好 その他:ー 直近の走行時期:2025年9月 点検時期:2025年9月 |
スペアパーツ | R32GT-R Vスペック純正BBSホイール×4本(8J +30) 純正触媒 触媒ストレートパイプ(チタン製70φ) 純正ECU 純正エンブレム(新品) |
アピールポイント | ■程度良好 ■エンジン&ミッション完成後1万キロ未満 ■フルチューン587ps/87kgm ■ワンオーナー ■即走行可能 |
気になるポイント |
運転席側のドアガラスの動作がたまに途中で止まる エアコンの液晶表示が経年劣化で薄くなって見えにくい |
■エクステリア
ワンオーナーGT-Rワゴン
400psオーバーの32GT-Rから新車で乗り換えたものの、クーペボディのような軽快さを求め、エンジンを中心にフルチューン。まるで大排気量のNAエンジンのように極低回転域からレスポンス良くブーストが立ち上がり、急激なトルクカーブを描くような強烈なフィーリングが高回転域まで怒涛の如く続く。その加速感は現行のスポーツカーにも全く引けを取らないほど獰猛で、オーナーでさえも未だにアクセルベタ踏みを躊躇するほどだ。
■エンジン・トランクルーム
エンジンユニット
名機RB26DETTを低速域から全域トルクフルにするべく、ドラッグレース界でも名の知れた某ショップにてフルチューンを敢行。セドリックなどに搭載されたRD28クランクシャフトを加工し2925ccまでストロークアップ。コンロッドなども専用品を使用し、大容量インジェクターやハイカム、HKS製GT-SSタービンやRB25用純正NVCSなど1,000万円以上を投じ、FコンVプロ制御によって、ブースト1.6キロ時にパワーは587ps/5513rpm、トルクは87kgm/4679rpmを叩き出す珠玉のユニットと化している。パワーウェイトレシオにするとR35GT-Rニスモと同じぐらいなので、その炸裂感がいかほどかを窺い知ることができよう。ちなみに、より風量の大きいタービンへの換装とECUのリセッティングぐらいで600psオーバーも狙えるぐらい、チューニング内容にはマージンが十分とられている。
■インテリア
コクピット全景
社外のステアリングやシフトノブなど以外は、ほぼ純正を保っているコクピット。お馴染みの3連メーターも純正のまま現在も稼働している。ちなみに、ミッションはもちろん5速MTだが、大パワーをロス無く路面に伝えるべく、オートギャラリー横浜製の690ミッションとHKS製のLAツインプレートクラッチに換装。精度の高いミッションになった事で、車内が静かになり、クラッチ操作もラクになったという。ちなみに、ステアリングコラム上には、ブリッツSBCがマウントされており、簡単に設定ブーストのモード切り替えを行える。普段はLo設定のブースト1.1キロで十分とのことだが、それでも約480ps/65kgmという持て余す程のパワーだ。
以上の掲載内容は、弊社が編集・制作したものです。ナンバープレートや車体番号など、個人を特定できるような被写体や情報は意図的に伏せてあります。また、整備履歴、修復歴などに関しては、弊社で裏付けを取ったものではありません。また、本サイトに記されてる走行距離は、成約時には多少伸びております。あらかじめご了承ください。