NISSAN SKYLINE GT-R AUTECH Full Tune Ver.
ハコスカの再来といわしめた“大人セダン”をフルチューン仕様でたしなむ
1997年10月開催の第32回東京モーターショーにおいて、スカイライン生誕40周年を記念してリリースされた限定422台の『4ドアGT-R』。C10型スカイライン、いわゆる“ハコスカ”の追加モデルとして1969年に登場したPGC10型GT-R以来のスペシャルモデルだ。
BCNR33型GT-Rをベースに、ルーフ、フロントドア、トランクリッドは4ドアセダンを流用。リアドア、リアフェンダーは2ドアGT-Rのブリスターフェンダーと同じボリュームにするためにプレスラインを専用設計。もちろん、走りはGT-Rそのもので、RB26DETT、ブレンボブレーキ、アテーサE-TSなど、動力性能は2ドアに全く引けを取らない。
小さめのフロントスポイラーにリヤスポイラーレスという外観は、2ドアGT-Rに比べておとなしめで、少し物足りないほどだが、元祖ハコスカに次ぐ4ドアGT-Rの再来として、1999年の販売終了から10年以上の歳月が経っているのにも関わらず、未だ高値安定の根強い人気を誇っている。
本車両は、そのコンセプトを更に色濃くするべく、東名パワード製のフルコンプリートエンジンをはじめ、オーテックツカダで仕上げた現車合わせの足回りとフェラーリ用の大容量ブレーキキット、グループA用のRBエンジンを製作していた事で名高いレイマックス製のワンオフフルチタンエキゾースト等、700万円以上をかけて一通りのチューンを施し、チューンドGT-R特有の暴力的な加速と何にも動じない高いスタビリティ性能が備わり、“羊の皮を被った狼”テイストを昇華させている。
まさにハコスカの進化版とも言える本車両。ボディもエンジンも足回りも全てがスペシャルスペックの大人GT-Rを興奮に押し寄せられながら童心に帰ったような気持ちで思いっきり愉しんでいただきたい。
■外装
角度によってはナローのノーマル4ドアスカイラインに見えるものの、大きくせり出したドライカーボンのリップスポイラーをはじめ、ワイドに設計された専用のブリスターフェンダーや、控えめに備わったエンブレムによって、何気なく、そして特別のGT-Rである事をアピールしている。もちろん、目立つようなキズや凹み、色褪せは無い。
■内装
内装も2ドアGT-Rとほぼ同じだが、リヤシートはGT-Rらしくバケットタイプのものが装備されていたり、オーディオにケンウッドのハイエンドモデルが奢られていたりと、スカイラインセダンでもなく2ドアGT-Rでもない、専用の装備がスペシャル感を煽る。大事に乗られていたようで、目に止まるような傷み部分は無い。
■総評
数百メートル先からでも分かる位に特徴的なRB26特有のサウンドは、東名製のコンプリートエンジンによって更に深みが増し、快音を轟かしながら迫って来る。その様は2ドアGT-Rのそれを遥かに上回り、セダンとは思えぬ迫力だ。超軽量のカーボンシェルのフルバケットシートに身を預ければ、しっとりとした重量感を伴うシフトフィールと共に、高回転になればなるほどドラマチックな盛り上がりを見せるフルチューンドエンジンと、フルチタン製のGT-Rらしからぬ高周波系のエキゾーストノートと相まって異次元の世界に誘ってくれる。そんなスーパーカー的テイストのGT-Rセダンで至福のひとときを味わってみてはいかがだろうか。
車両本体価格:ASK
年式 | 1998年式 |
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走行距離 | 54000km |
ミッション | 5MT |
車検 | R3年6月('19.7/9更新) |
現在色 | ソニックシルバー |
元色 | ー |
排気量 | 2568cc |
ハンドル位置 | 右 |
乗車定員 | 4名 |
車体寸法 | 4755/1780/1390 (mm) |
車両重量 | 1590kg |
駆動方式 | 4WD(アテーサE-TS) |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
装備 | AC・PS・PW・ABS・TRC・ETC・ナビ |
入手経路 | 正規新車 |
車両形式 | BCNR33 |
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車体番号 | 861(下3ケタ) |
エンジン形式 | RB26 |
エンジン番号 | ー |
メーター交換 | あり |
エアバッグ | なし |
修復歴 | なし |
オーナー数 | 3オーナー |
記録簿 | あり |
取扱説明書 | あり |
自動車税 | 済み |
リサイクル券 | 預託済み |
現所在地 | 長野県 |
保管方法 | 屋内 |
タイヤ | BRIDGESTONE POTENZA RE-11 前:275/30R19 後:275/30R19 初走行:ー |
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ホイール | BBS RG-R リム径 前:10.0J 後:10.0J オフセット 前:20mm 後:20mm PCD ー |
ブレ-キパッド | 制動屋 残厚 前:ー% 後:ー% |
ブレ-キロ-タ- | Rdd製スリットフローティングタイプ |
ブレ-キキャリパ- | Brembo 4pot F:フェラーリF50用 R:フェラーリ360モデナ用 |
ダンパー | オーテックツカダ製『仙脚』 単筒全長調整式減衰力6段調整 |
スプリング | オーテックツカダ製 バネレート:前:14kg 後:12kg 自由長:前:ーinch 後:ーinch |
スタビ | 純正 パイプ径 前:φーmm 後:φーmm |
クラッチ | ATS製カーボンツイン |
フライホイ-ル | 純正 |
ミッション | 純正 レシオ:ー |
ファイナルギア | 純正 レシオ:ー |
LSD | NISMO製 機械式2Way イニシャルトルク:ー |
エアクリ-ナ- | NISMO |
エキマニ | TOMEI EXPREME |
触媒 | NISMO |
サイレンサー | レイマックス製ワンオフチタン |
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プラグ | デンソー製7番 |
プラグコ-ド | 純正 |
ラジエター | ARC製アルミ三層タイプ |
オイルクーラー | TRUST(エレメント移動式) |
マウント・ブッシュ | サス:オーテックツカダ(リヤ) エンジン:純正 デフ:純正 ミッション:純正 |
メンバ-・ロッド | ロールセンターアダプター・ピロテンションロッド |
ドライブシャフト | 純正 |
タワーバー | ARC製チタン |
アンダーコート | あり |
ロ-ルケ-ジ | なし |
ボディ補強 | なし |
シート | BRIDE GIAS |
ハーネス | SCHROTH 4点式 |
エアロ・カウル | NISMO製BCNR33用フロントバンパー、BNR34純正ドライカーボン製リヤディフューザー、オートセレクト製カーボンリップスポイラー |
消火器 | ー 使用期限:ー 点検検査日:ー |
燃料タンク | 純正 使用期限:ー 容量:ー L |
その他 | ブリッツ製ブーストコントローラー、オーテックツカダ製アテーサコントローラー、ドゥラック製デジタルGセンサー |
エンジン | TOMEI製コンプリートエンジン DERIVE PHASE1 |
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補機類・ECU | TOMEI製ARMS B7655タービン・TOMEI製フルコン REYTEC |
競技歴 | 無し(スポーツ走行を合計4回程度) |
コンディション | エンジン:良好(2007年7月に換装後、20000km走行) 駆動系:良好 シャーシ:良好 電装系:良好 足回り:良好 その他:良好 直近の走行時期:2019年6月 点検時期:2019年6月('19/7/9更新) |
スペアパーツ | エンジン:ー ミッション:ー シャーシ:ー 電装系:ー タイヤ:ー ホイール:ー その他:カーマイン製ボディカバー |
アピールポイント | ■1998年式 ■限定422台 ■東名製フルコンプリートエンジン ■480ps/7000rpm ■改造費700万円以上 ■即走行可能 |
気になるポイント | ー |
■エクステリア
2ドアGT-Rを凌駕する佇まい
フロントは2Dr GT-Rのまま、リヤにかけては専用に仕立てられた4Dr GT-R。ノーマルでも程度の良いものは未だに高値安定をキープしている人気車種だが、本車両は前後のドライカーボン製エアロや大径ホイール、ブレーキをはじめ、東名製のコンプリートエンジンへのコンバート、現車合わせの足回り、ワンオフのフルチタンエキゾースト等、現オーナーによるこだわりでかなりの手が入った状態となっているが、まるでショップのデモカーのように完成度が高く、その圧倒的な存在感に驚かされる。
■エンジン・トランクルーム
■インテリア
以上の掲載内容は、弊社が編集・制作したものです。ナンバープレートや車体番号など、個人を特定できるような被写体や情報は意図的に伏せてあります。また、整備履歴、修復歴などに関しては、弊社で裏付けを取ったものではありません。また、本サイトに記されてる走行距離は、成約時には多少伸びております。あらかじめご了承ください。