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Renault Alpine A310 V6 Pack GT


型式不明/1985年式/フランス

GTカーながらもコーナリングが愉しいハンドリングマシン登場!

ルノーのエンジンを主に流用し、シャーシを独自開発してレースに参戦していたジャン・レデレ率いるアルピーヌ社は、鋼管製バックボーンフレームにFRPボディを被せるレーシングカーと同じ手法で小型軽量のスポーツカーを世に送り出し、当時のWRCを席巻したA110はアルピーヌシリーズの中では今でも人気筆頭の名車となっている。
 
A310は、A110の後継車として1971年にジュネーヴショーでデビュー。それまでのモータースポーツ的なテイストから、グランドツアラー的な要素を盛り込み、元シトロエンのチーフデザイナー、ロベール・オプロンによって、それまでの古典的な風体から斬新なフォルムへ変貌を遂げた。
 
当初はエンジンはA110と同じ直列4気筒OHV1605ccエンジンを積んでいたが、後にルノー・ボルボ・プジョーの3社によって共同開発したV型6気筒SOHC2664ccの通称“PRVエンジン“を搭載。当時、RR駆動の車両としてライバル視していたポルシェ911にも肉迫するパフォーマンスを発揮した。
 
その後、A310 V6は1981年に『シリーズ2』となり、翌1982年には、オーバーフェンダー等のグラマラスなフォルムとなった『GT』と『GTブローニュ』が追加され、1985年まで製造された。今回紹介するのは、その最終モデルとなる『Pack GT』、いわゆる『フォーミュラ・パッケージ』という個体で、当時のルノー日本総代理店だった日英自動車が12台を国内に輸入したうちの1台となる。
 
10年以上も同じショップにて入念にメンテナンスを施されてきた本車両は、最近ではキャブレターやブレーキOH、足回りのブッシュ交換などを行い、1トン少々の軽い車重も相まって、RR駆動ならではのアクセルオンでトラクションをかけて曲がるような、ヒラリヒラリとコーナリングする回頭性の良さは、昨今のスポーツカーではなかなか味わうことのできない軽快なドライビングを味わうことができる。
 
オーバーフェンダーが大きく張り出し、リヤハッチ越しに6連キャブを覗くことができるようなスーパーカー的な装いながらも、硬派なポルシェ911とも違い、フランス車っぽい乗り味や心地よいビートを奏でるエキゾーストノートによって、リラックス感さえ伴う。
 
馬力では推し量ることができない真のドライビングプレジャーを本車両で味わってみてはいかがだろうか。
 
 

■外装

若干塗装の割れが散見されるものの、約10年前に同色にオールペンを施したので外装はツヤも申し分なく、非常にキレイに仕上がっている。

■内装

さすがにドライバー側のレザーシートは年式相応の状態だが、マイクロファイバークロスのような起毛状の内装材に敷き詰められたインテリアは、天井やダッシュボードは張り替えられ、GTカーらしい落ち着きのある雰囲気が保たれている。

■総評

オフホワイトにアルピーヌのロゴが配されたブラックの太めのライン、そして大きくフレアした左右のオーバーフェンダーと前後のスポイラーによって、重厚感さえ漂うスタイルの本車両だが、目覚めの良いエンジンに火を入れ、スルスルと前に進めば、見た目とは裏腹に非常にライトな操舵感でヒラリヒラリとコーナーをかわしてゆく。また、速度域がそれほど高くはなくとも、若干寝そべるようなドラポジで目線が低くなることで十分スポーティーな走りを満喫できる。もちろんGTカーらしく、直進安定性も高いので長距離もラクにこなせ、フランス車らしく乗り心地もしなやかとなれば、A310ファンはもちろんのこと、胸のすくような軽快なドライビングを探している方にもうってつけの個体となろう。
 

売約済み

年式

1985年式

走行距離

不明

ミッション

5速MT

車検

H29年4月

現在色

ホワイト

元色

排気量

2,664cc

ハンドル位置

乗車定員

4名

車体寸法

4250×1770×1170mm

車両重量

1030kg

駆動方式

RR

使用燃料

無鉛プレミアムガソリン

装備

PW・ETC

入手経路

新車平行

車両型式

不明

車体番号

397(下3ケタ)

エンジン形式

PRV

エンジン番号

メーター交換

なし

エアバッグ

なし

修復歴

なし

オーナー数

複数オーナー

記録簿

なし

取扱説明書

なし

自動車税

納付済み

リサイクル券

預託済み

現所在地

神奈川県

保管方法

屋根付き保管


タイヤ

F:PIRELLI PZERO CORSA

R:PIRELLI PZERO CORSA

前:225/595R15 後:265/40VR15

初走行:ー

ホイール

F:SRS R:SRS

リム径 前:ーJ  後:ーJ

オフセット 前:ーmm 後:ーmm

PCD ー

ブレ-キパッド

不明

残厚 前:ー% 後:ー%

ブレ-キロ-タ-

純正

ブレ-キキャリパ-

F:純正 R:純正

ダンパー

純正

スプリング

純正

バネレート:前:ーkg 後:ーkg

自由長:前:ーinch 後:ーinch

スタビ

パイプ径 前:φーmm 後:φーmm

クラッチ

純正

フライホイ-ル

純正

ミッション

純正

ファイナルギア

純正

レシオ:ー

LSD

純正

イニシャルトルク:

エアクリ-ナ-

純正

エキマニ

純正

触媒

純正

サイレンサー

純正

プラグ

純正

プラグコ-ド

ラジエター

純正

オイルクーラー

マウント・ブッシュ

サス:純正

エンジン:純正

デフ:純正

ミッション:純正

メンバ-・ロッド

ドライブシャフト

純正

タワーバー

アンダーコート

純正

ロ-ルケ-ジ

ボディ補強

シート

純正

ハーネス

純正

エアロ・カウル

純正

消火器

純正

使用期限:ー

点検検査日:ー

燃料タンク

純正

使用期限:ー

容量:ー L

その他


エンジン

純正

補機類・ECU

純正

競技歴 

無し

コンディション

エンジン:良好(H26:キャブOH、スターター交換)

駆動系:良好(H26:クラッチマスター・レリーズ交換、タイヤ交換 H23:サスペンションブッシュ交換、前後ブレーキキャリパーOH)

シャーシ:良好(10年前にオールペン)

電装系:良好(H26:バッテリー交換、H22:オルタネーター交換

足回り:良好

その他:スピードメーター、油温計不動

直近の走行時期:2016年9月

点検時期:2015年4月

スペアパーツ

エンジン:ー

ミッション:

シャーシ:ー

電装系:ー

タイヤ:ー

ホイール:ー                  

その他:ー

アピールポイント

■1985年式

■超希少フォーミュラ・パッケージ

■メンテナンス済み

■即走行可能

気になるポイント


※写真を クリックすると拡大します。


■エクステリア

限定12台

A110の後継車としてリリースされたA310。その中でも限定12台のみが輸入されたというフォーミュラ・パッケージ。通常のA310は、元シトロエン出身のデザイナーっぽく、洗練された宇宙戦艦的なフォルムが特徴だが、本車両は大きく隆起したオーバーフェンダーと、前後のスポリラーによって、かなりアグレッシブなフォルムとなっている。

斜め後ろ

斜め後ろからは甲冑類のような特徴的な見栄えに加え、オーバーフェンダーの影響でかなりボリューム感溢れる雰囲気となっている。

フロントマスク

ともすればC3コルベットのようにも見えるコークボトル的なフロントマスク。

リヤビュー

大きく張り出したオーバーフェンダーによって、ロー&ワイド感が強調され、スーパーカー的な造形のリヤビュー。

サイドフォルム

下部がブラックアウトされ、重心が低く見えるサイドフォルム。

フロントまわり

スラントノーズに組み込まれたリップスポイラー。目立つような割れもない。

ボンネット

プレクシグラスで覆われたヘッドライトと共にスクエアなデザインで仕上げられたボンネットまわり。

フロントウィンドウ

目立つような飛び石キズもないフロントウィンドウ。

リヤハッチ

リヤハッチのガラス越しには、6連のウェーバーキャブが眺められるという、昨今のスーパーカーのような演出がなされている。

リヤまわり

スクエアではあるが、平面的なフロント側とは違い、多面的にデザインされたリヤまわり。

ルーフ

若干の塗装のヒビはあるが、凹みや退色はない。

タイヤ&ホイール(フロント)

タイヤはピレリのP7コルサで、フロントが225/595R15、リヤが265/40VR15を履かせている。ホイールはSSR製のメッシュホイール。ブラックアウトされたボディ下部と統一感があり、引き締まった印象をもたせてくれる。

Cピラー

RR駆動らしく、Cピラーにはエンジン冷却用の導入口が設けられている。

マフラー

ややメガホンタイプの左右1本出しのエキゾーストエンド。

下まわり(フロント側)

アンダーガードで覆われているフロント側の下まわり。大きくヒットした跡はなさそうだ。

下まわり(リヤ側)

スリットが多く刻まれたオイルパンが目につくリヤの下まわり。サビで朽ち果ててしまいそうな箇所は無い。

■エンジン・トランクルーム

リヤハッチ裏

年式相応だが、特にオイル系のものが吹いたような跡は無い。

エンジンユニット

ルノー、プジョー、ボルボ共同開発によるV型6気筒SOHC2,664ccのいわゆる“PRVユニット”を搭載。最高速度は時速220Km、150ps/6,000rpmを発する。ちなみに、現オーナーの前には、旧車チューニングの最古参的なショップにてメンテナンスされていたようで、同型のエンジンを積んだ別のオーナーが本車両をドライブしたところ、明らかにノーマルよりも吹け上がりやパワー感が異なるとのことで、もしかしたらエンジン内部に手が入っている可能性があるかもしれない。

ボンネット裏

FRP製らしく軽量なボンネット裏には目立つようなシミはない。

トランク

フロントには、ちょっとした荷室と給油口が備わる。

■インテリア

車内全景

直線基調のインテリアは、ブラックレザーと藍色っぽいカーペットで覆われたフランス車らしいデザイン。擦り切れたところや剥げてしまった部分もあるが、20年以上も前の個体にしてはキレイに保たれている。

メーターまわり

アルピーヌのロゴが誇らしい純正ステアリングの奥に鎮座するシンプルに配されたメーター類。ピントがずれてしまい申し訳ないが、向かって左側から、6000rpm過ぎからイエローゾーンを示したタコメータ、油圧計、260km/hまで刻まれたスピードメーターとなっている。オドメーターは4万キロ弱を指しているが、A310では定番の針が踊ってしまう症状のため、走行距離は不明だが、だいたい3〜5万キロ程度とのこと。

センターコンソール上

センターコンソールには、5連メーターが配されている。向かって左上から、油温計(不動)、時計、水温計、電圧計、燃料計。エアコンのつまみはあるが、システムは軽量化のために外している。

後席

ほとんど使用感のないリヤシート。エマージェンシー用か荷物置き場と割り切りたい。後方視界も問題無い。

ドア

ドアもFRP製なので軽量だが、節度感よく閉まる。パワーウィンドウもきちんと稼働する。

シート

シートは背もたれの長いレザーシートが備わる。運転席側はそれなりにヒビなどの傷みはあるが、大きく破れたような箇所はない。

ダッシュボード

張り替えてキレイなダッシュボード。

天井

天井も新品に張り替えてパリッと仕上がっている。

ABCペダル

ポルシェ911を意識したものなのか、床から生えているタイプのABCペダル。

エンジン始動〜走行動画

排気量の割には軽快感のあるエキゾーストノートをご確認いただきたい。

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以上の掲載内容は、弊社が編集・制作したものです。ナンバープレートや車体番号など、個人を特定できるような被写体や情報は意図的に伏せてあります。また、整備履歴、修復歴などに関しては、弊社で裏付けを取ったものではありません。また、本サイトに記されてる走行距離は、成約時には多少伸びております。あらかじめご了承ください。