オースティン・ヒーレー3000 マークIII【イオタガレージ】

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本格クラブマンレーサーで楽しむならこの1台

今回紹介する車両は、オースティン・ヒーレー 3000 Mk-Ⅲ。

名門「ジャンセン」社が担当した美しいラインを描くボディと、オースティン製直列6気筒2912ccを積む「3000」シリーズの名車だ。このクルマは合計42,926台が生産されたが、その大半の9割はアメリカに渡ったので、日本国内で極上の個体を見かけること自体、滅多にない希少車である。

1959年にヒーレー100系からモデルチェンジする形で登場したオースティン・ヒーレー3000(通称ビッグヒーレー)は、当初SU HD6 ツインキャブで124psだった。1961年5月にSU HS4の3連キャブの「Mk-Ⅱ」となり、馬力は132ps、最高速度173km/hとなった。

1963年にはMk-III(通称BJ8)へと進化。ラダーフレームに2/4シーターのオープンボディを載せ、オースティンA90用の直列6気筒(BMC-Cタイプ)エンジンを組み合わせるという基本構成となったが、2基のSU・HD8キャブレター、格段に豪華になったインストルメントパネルや標準装備化されたブレーキサーボなどが搭載され、150ps、最高速度195km/h、0-400m 17.2秒という性能を誇り、名実ともに究極のビッグヒーレーとして君臨した。

オプションとしてレイコック・ド・ノーマンビル社製のオーバードライブユニットを選ぶことができたが、本車両もそのオプションが搭載されている。

モータースポーツの世界では、Mk-I以前のモデルはル・マンをはじめとするレーシングトラックでの活躍が目立ったが、Mk-II以降のモデルは主にラリーフィールドを活躍の場とした。

1963年から1965年にかけてはWRCにワークス体制で参戦、大活躍を収めたラリーの名車でもあり、1961~1962年のアルペン・ラリーでは2連勝を飾った。
いまとなってみても、クラシックカー・ラリーに最適・最強な1台と思われるが、1968年に当時の合理化計画に伴い、生産は終了した。

ヒーレー3000が大ヒットした理由として、高いパフォーマンスと同時に、このボディデザインの素晴らしさにある。全長4m、丸っこくて愛らしいこのデザインはイギリス車ならでは。ドナルド・ヒーレーのセンスの好さがうかがえる。

5~7年の歳月をかけてフルレストアされた本車両、今回車両入れ替えにより売ることになったようだ。

詳細は以下のコンテンツにてご確認いただきたい。


外装

本車両はしっかり屋内保管されており、塗装やメッキパーツなどの状態は極めて良く、ツヤもしっかり残っている。独特の丸みを帯びたボディ形状にブリティッシュレーシンググリーン色が映える。

内装

ウッドでまとめられているクラシカルな雰囲気の内装は、前を見ればメーター類が整然とレイアウト、後ろを見れば太めのロールケージが内壁をなめるように這い、レーシーな雰囲気を醸し出している。赤いフルハーネスがビビッドなアクセントになっている。

走行フィーリング

取材当日に走行したわけではないが、オーナー曰く、10年前にオーバーホールしたオースティン製3000ccエンジンは、とてもトルクフルで乗りやすく、それでいて6000rpmくらいまで気持ち良く回るそうだ。ボディ剛性が高い分、足まわりが良く動くようで、乗り心地は悪くないという。

総評

ヒストリックカーイベントなどではなくてはならない存在のオースティン。そして、今回のヒーレー3000 Mk-Ⅲはパワー・装備・質感ともに最終型の究極形と言える。小さなボディで小気味よく走る様は品格すら感じさせる。それでいて、丸みを帯びた愛くるしいボディラインというギャップが見る者の心をくすぐるのだ。


売約済み

年式
1970年式
走行距離
不明
ミッション
OD付き4速MT
車検
検切れ
現在色
ブリティッシュレーシンググリーン
元色
不明
排気量
2910cc
ハンドル位置
乗車定員
2名
車体寸法
ー×ー×ー(mm)
車両重量
ーkg
駆動方式
FR
使用燃料
無鉛プレミアムガソリン
装備
ヒーター
燃料タンク容量
ーL
車体番号
車両形式
ーHB−
入手経路
中古並行
メーター交換
不明
エアバッグ
無し
修復歴
不明
オーナー数
国内1オーナー
記録簿
無し
取扱説明書
無し
自動車税
検切れのため未払い
リサイクル券
検切れのため未払い
現所在地
埼玉県
保管方法
屋内
タイヤ
ミシュランXWX 前後185/70/VR15 9分山
ホイール
純正レプリカワイヤーホイール
ブレ-キパッド
不明
ブレ-キロ-タ-
ノーマル
サス仕様
ノーマル
ダンパー
ノーマル
スプリング
ノーマル
スタビ
ノーマル
クラッチ
ノーマル
ギアレシオ
ノーマル
ファイナルギア
ノーマル
LSD
無し
エキマニ
ノーマル
触媒
無し
サイレンサー
ワンオフ
プラグ
ノーマル
プラグコ-ド
ウルトラ
ラジエター
ワンオフ
ブッシュ類
全て交換
ドライブシャフト
OH済み
タワーバー
無し
アンダーコート
有り
ロールバー
クロモリ5点式
フレーム修復歴
不明
ボディ補強
無し
シート
ノーマル
ハーネス
ノーマル
エアロ
ノーマル
消火器
FEV AFFF1000R 使用期限:2011年末 点検日:2006年
燃料タンク
ATV APPROVED FT3-1999 使用期限:2006年3月
メンテナンスガレージ
岡山方面
エンジンチューン
同上
補器類・ECU変更
無し
競技歴
無し
パーツの状態確認
エンジン:ー
ミッション:ー
シャーシ:ー
電装系:ー
その他:ー
走行時期:ー
点検時期:ー
スペアパーツ
エンジン:ー
ミッション:ー
シャーシ:ー
電装系:ー
タイヤ:ー
ホイール:ー
アピールポイント
駆動系はミッション・デフ以外全て、エンジンはブロック・クランク・オイルパン以外全てOHや交換を施し、フルレストアされた個体です。ボデイもボンネットやフロントフェンダーをダクト付きのものに換装し熱害対策も施し、フルレストア後から5〜6年経過してますが、熱害もクリアできているので何の心配もなく乗れます。完全街乗り仕様。
気になるポイント

※写真をクリックすると拡大します(元に戻す場合もクリック)。

エクステリア

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特徴的な顔と独特なボディラインが美しい

パワー・質感・装備ともに究極形のオースティン ヒーレー 3000 Mk-Ⅲ。イギリス車ならではのこのボディラインが大ヒットした理由だろう。

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ドレッシーからレーシーへ

一見するとクラシカルな雰囲気だが、若干ネガティブキャンバーが付いたフロントタイヤや、斜めに横切るロールケージがレーシーな雰囲気も漂わせる。

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丸基調のリアスタイル

バンパーレスの、まるでサンデーカフェレーサーのような眺めのリヤまわり。2本の斜め出しマフラーは楽器のような美しさ。

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サイドからの眺めもGood!

ロングノーズ&ショートデッキが形造るフォルムがストリートでもサーキットでも映えそう。足下はワイヤーホイールがベストマッチング。

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オースチン系の顔

グリル形状がオースティンのアイデンティティを感じさせる。メッキパーツなどもそれほど傷んではいない。フォグランプはルーカス製。

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ボンネットダクトがレーシー

フレッシュなエアをエンジンルームに送り込むためのダクトが付いている。赤いレタリングのエンブレムがアクセントになっている。

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サイドにもフィン

元々はスチール製のノーマルフェンダーだったが、熱対策のために冷却用フィンが付いたものに換装。素材はアルミ製で、軽量化に一役買っている。

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クラシカルなワイヤーホイール

ヒストリックカーといえばワイヤーホイール。レプリカではあるが、センターロック式になっている。タイヤはミシュランXWXで、前後185/70VR15。

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リアエンブレムもきれい

ワックスのカスなどの付着もないエンブレムが誇らしげ。トランクリッドの留め具がいい味を醸し出している。

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フューエルリッドもクラシカル

硬質な印象のフューエルリッド。実はこの先が安全タンクに直結しているとは誰も想像できないところが面白い。

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淡い色のハードトップがオシャレ

脱着可能なハードトップが装備されている。サイドとリヤはアクリル製、ルーフもFRPのような素材で軽量に造られている。ブリティッシュレーシンググリーンとベージュが完璧にマッチ。

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シンプルな2本出しマフラー

スラッシュテールの2本出しマフラー。

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状態の良いフロントの足回り

多少の錆などはあるが、ヒストリックカーとしては比較的状態の良いフロントの足まわり。

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リヤも程度良好

フロント同様、リヤも程度は良さそうだ。

エンジン・トランクルーム

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究極の姿

148psのパワーで120mphを確実にオーバーするマキシマムスピード、そして0-400m 17.2秒という加速性能を誇るこのモデルは、さらにブレーキサーボも標準装備され、“ビッグヒーレー”の究極の姿となった。

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オースティンA90用のBMC-Cタイプエンジン

ラリーでも大活躍したオースティンA90用のストレート6(BMC-Cタイプ)エンジン。ヘッドについてはローラーロッカーに変更してあり、フリクションをできるだけ減らしている。

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Made In England

バルクヘッドに貼付けられたコーションプレートには、MADE IN ENGLANDの刻印が確認できる。

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通称「BJ8」の証明

もう1枚、バルクヘッドに貼られているコーションプレートには、「BJ8」の文字が刻印されている。

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WEBERキャブ3連装

本来であれば、2基の大径SUキャブレターとなるのだが、オーナーの好みでWEBERの3連装に変更されている。エアファンネルにフタがしてある状態で保管されている。

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電気系統も強化

ヨーロッパ車はノーマルで装着される電装系の寿命が短いということが一般的に言われているが、このクルマはプラグコードを低抵抗タイプのULTRA製に交換し、火花を強く飛ばせるようにしている。

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分厚いラジエターコア!

小さなボディに3リッター直列6気筒のエンジンを搭載している、熱対策は抜かりない。特にラジエターはコアが厚い大型に換装されている。

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穴だらけのボンネット

ボンネットは、元々はスチール製のノーマルだったが、エンジンルーム内の熱を排出するためのルーバーが設けられているものに交換してある。素材は軽量化のためアルミ製をチョイス。

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トランクに安全タンクが!

リヤトランクにはスペアタイヤはなく、ATV APPROVED製の大きな安全タンクが収まっている。そこには燃料ポンプ等も設置されている。

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バッテリーはリアに移設

安全タンクの横にはバッテリーがフロントから移設されていた。重いフロントをできるだけ軽くするための措置だろう。

インテリア

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ラグジュアリーな車内

ステアリングやインパネまわりはウッドでまとめられている。ちなみに、経年劣化してくると目立ってくる「ダッシュボードの浮き」はない。

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質感の高いメーター類

シルバーにトリミングされたスミス製のメーター類がウッドのインパネに良く似合う。走行距離は不明。

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オーバードライブ付き4速ミッション

ギアは4速ミッションだが、イギリスでは定番のレイコック・ド・ノーマンビル社製のオーバードライブユニットがオプション装着されている。3速と4速にオーバードライブ機能が備わるために、実質6速ミッションのような使い方ができる。

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レトロ感を煽るスイッチ類

ラジオや空調も当時のまま。電気系統のトグルスイッチがメカニカルな雰囲気。

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ドア落ち・ドア浮きもなし

旧車にありがちなドア落ちやドア内張りの浮きなどもなかった。

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助手席側の下回り

配線系統は再度引き直しているような感じだ。

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ウッドの内装に合うシート

シートはヘッドレストなしの純正タイプとなっている。SIMPSONのフルハーネスを装備。

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助手席側も同仕様

助手席側も運転席側と同じ仕様だ。

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高級感漂う助手席

ウッドのインストルゥメントパネルが目を惹く助手席は、オースティン ヒーレー3000本来のラグジュアリーな意匠をキープ。

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転倒防止&剛性強化

リヤには所狭しとロールケージが室内を這う。ボルト留めの5点式。

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ドアまわりの剛性も強化

走りを考えて、ドア開口部の剛性も強化しているようだ。

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デタッチャブルなルーフです

ベージュのハードトップは簡単に取り外しができる。もちろん、天井の垂れはない。

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以上の掲載内容は、弊社が編集・制作したものです。ナンバープレートや車体番号など、個人を特定できるような被写体や情報は意図的に伏せてあります。また、整備履歴、修復歴などに関しては、弊社で裏付けを取ったものではありません。また、本サイトに記されてる走行距離は、成約時には多少伸びております。あらかじめご了承ください。